ZOZOnews|第2Q売上高838億円9.9%増・経常利益15.5%増の増収増益

(株)ZOZO(千葉県千葉市、澤田宏太郎社長)が2023年3月期第2四半期の決算を発表した。

4月1日~9月30日の業績は、売上高837億6700万円(前年同期比9.9%増)、営業利益272億1000万円(14.4%増)、経常利益274億3300万円(15.5%増)、四半期純利益190億6700万円(15.3%増)と増収増益だった。

営業利益率は33.5%、経常利益率は32.7%ときわめて高い。

同社は、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。Beunique.Beequal.」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」の運営、ファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っている。

第2四半期累計期間における商品取扱高は2511億3800万円(9.4%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は2274億8100万円(8.8%増)となった。差引売上総利益は789億0600万円(9.6%増)で、粗利率は34.7%となり、前年同期と比較して0.3ポイント上昇した。

売上高については、商品取扱高に対する売上高比率が高い買取・製造販売とUSED販売、広告事業の成長ならびに商品取扱高に対する売上高比率が低いBtoB事業の商品取扱高における構成比が減少したことが主な要因となり、前年同期比で商品取扱高(その他商品取扱高除く)の成長率を上回る伸び率となった。

販売費および一般管理費は516億9600万円(7.3%増)、商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合は22.7%と前年同期と比較して0.3ポイント低下している。

強化カテゴリーはコスメカテゴリーの「ZOZOCOSME」。高精度で肌の色を計測できるツール「ZOZOGLASS」を用いて、計測した肌の色に最も近いファンデーションやコンシーラーの色を提案する購入アシスト機能を実装している。2022年9月時点において国内外の700以上のコスメブランドを取り扱っているが、今後も商品取扱高拡大のために新規ブランド出店を積極的に進めていく。

PayPayモールについては、前連結会計年度までに獲得した顧客の定着や、モールを運営するヤフー(株)による積極的な販促費用投下が続き、順調に売上げを伸ばしている。

BtoB事業については、前第4四半期に商品取扱高の多くを占めるブランドの支援撤退があったものの、支援を継続しているブランド各社においては自社ECサイト活用の積極化が続いている状況である。

通期は、売上高1813億円(9.1%増)、営業利益515億円(3.7%増)、経常利益515億円(3.7%増)、当期純利益359億円(4.1%増)を見込む。

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