ベルーナnews|第2Q売上高987億円6.6%減/経常利益46億円8.4%減

(株)ベルーナ(埼玉県上尾市、安野清社長)の2023年3月期第2四半期決算は、売上高987億7900万円(前年同期比6.6%減)、営業利益36億8900万円(22.4%減)、経常利益46億7100万円(8.4%減)、四半期純利益28億4900万円(11.2%減)の減収減益。

主力のアパレル・雑貨の通販事業がコロナ禍の特需効果の一巡により売上減少となった。広告宣伝費の抑制なども行ったが、その他のセグメントの不振により売上高、利益とも減少幅を広げた。

各セグメントの経営成績は以下の通り。

アパレル・雑貨は店舗における新型コロナウイルス感染拡大の影響が弱まり、客数が回復傾向となった。一方で広告宣伝費を抑制、収益性確保に取り組んだが、売上高425億100万円(9.7%減)、セグメント損失3300万円(前年同期は5億2500万円のセグメント損失)。

化粧品健康食品は台湾でのコロナによる影響や国内におけるネット広告規制による新規顧客獲得に苦戦し、売上高74億1100万円(8.9%減)、セグメント利益2億1900万円(59.3%減)となった。

グルメはネット広告などによる顧客獲得を強化したことで、広告宣伝費を増加。売上高127億700万円(6.7%増)、セグメント利益2億1900万円(59.3%減)。

ナース関連はマスクやパルスオキシメーター等の医療雑貨・消耗品需要が縮小し、売上高75億9100万円(13.4%減)、セグメント利益1億7400万円(77.4%減)。

データベース関連は封入・同送サービスがアパレル・雑貨事業の成長鈍化による減収。売上高74億8200万円(0.9%減)、セグメント利益28億3900万円(1.6%減)。

呉服関連は売上高111億4000万円(9.3%増)、セグメント損失1億3500万円(前年同期はセグメント損失8億3400万円)。

ホテル運営などのプロパティ事業では、移動制限の影響や外国人の入国規制の影響が前年に対し、縮小したことや前期に新規開業したホテルの稼働率向上などにより増収増益となった。

一方で期中に予定していた海外不動産の売却遅れおよび前年同期の海外不動産売却の影響により、売上高83億7400万円(22.3%減)、セグメント利益3億7200万円(61.8%減)と大幅な減収減益となった。

その他事業では飲食店、宿泊予約がコロナウイルス感染拡大の影響縮小により増収、アパレル卸売が苦戦した。売上高20億8900万円(7.8%増)、セグメント損失6900万円(前年同期はセグメント損失5100万円)。

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