ジョイフル本田news|第1Q売上高310億円0.3%増・経常利益3.3%増
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、細谷武俊社長)が2023年6月期第1四半期の決算を発表した。
売上高309億6600万円(前年同期比0.3%増)、営業利益30億7200万円(5.6%増)、経常利益33億0200万円(3.3%増)、四半期純利益22億5400万円(2.0%増)となった。
営業利益率9.9%、経常利益率10.7%。
同社は中期経営計画で掲げた3つの基本方針「企業ミッションに基づく施策実行」「企業ビジョンの定量目標化による成長実現」「SDGsのソリューションを地域社会と共創」を踏まえ、今年度の方針である「世代を超えたファンを拡げていこう!」の達成に向けて、取り組みを強化した。
「企業ミッションに基づく施策実行」における「必要必在」へのアクションとしては、売場の継続的な演出を強化し、楽しんでもらえる売場の確立や、EDLP商品・M&M商品を拡充した。また、ES(従業員満足)の持続的向上施策としては、男性の育児参加を促進する特別休暇制度を創設するなど、社員が安心して働ける環境を整備し、子育てサポート企業「くるみん」の認定を取得した。「生活提案」へのアクションとしては、「多目的・多機能型セレクトショップ」への進化の施策として、ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)とのコーナーライセンス契約を締結、オリジナルキービジュアルの「MAGIC FOREST」を全16店舗で展開している。
「企業ビジョンの定量目標化による成長実現」における株主還元策としては、資本効率を高め、1株当たり利益の増大を図ることを目的として、コミットメント型自己株式取得(FCSR)による自己株式の取得を実施した。FCSRは市場の流動性にかかわらず、自社株買いの取得達成を確実に高めることが可能な手法で、日本企業では、同社が初めて採用した。
「SDGsのソリューションを地域社会と共創」における「地域共創企業」へのアクションでは、「GX推進カンパニー」へのパラダイムシフトを図るべく、太陽光パネルの設置店舗や設置規模を選定し準備を進めている。2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、自社だけでなく地域やサプライチェーン全体でGHG排出量の把握や削減に努める。
「住まい」に関する分野の売上高は174億3500万円(1.1%増)。内訳は「資材・プロ用品」54億5900万円、「インテリア・リビング」41億8700万円、「ガーデン・ファーム」41億4800万円、「リフォーム」36億3900万円。
「生活」に関する分野の売上高は135億3100万円(0.6%減)内訳は「デイリー・日用品」93億8200万円、「ペット・レジャー」38億7800万円、「その他」2億6900万円。