マミーマートnews|年商1330億円・経常54億円/店舗改装進むも減益

(株)マミーマート(埼玉県さいたま市、岩崎裕文社長)は2022年9月期決算を発表した。

営業収益1330億0200万円、営業利益49億6200万円(16.6%減)、経常利益54億2700万円(14.9%減)、四半期純利益34億2200万円(13.0%減)。

「収益認識に関する会計基準」等の適用のため、営業収益の対前年増減率は出していないが、営業利益、経常利益とも減少した。

売上総利益率24.6%(24.8%)、営業利益率3.8%(4.4%)、経常利益率4.2%(4.7%)。( )は前年数値。

期中、マミーマートから「生鮮市場TOP」へのフォーマット変更を5店舗で実施し、16店舗となった。深井店、ビバ春日部店、ビバモールさいたま新都心店などである。

また、新たなフォーマットである「マミープラス」への転換を西平井店、下戸田店で実施した。これらのビジネスモデルの変更で業績が好調に推移したものの、原材料の高騰、電気料金等の値上げの影響をカバーするに至らなかった。

期中の投資として、2022年2月、彩裕フーズにおいて、既存工場に隣接して第二工場を稼働し、惣菜と精肉をそれぞれの専用工場で製造する体制とすることで、供給量の増加、高いレベルでの商品製造の標準化およびアウトパック比率の向上による生産性改善を図った。

また、6月には埼玉県三郷市に、同社2つ目となる三郷物流センターを開設した。千葉県の店舗を中心に30店分の配送を、従来の川越物流センターから移行した。

この2拠点体制により、新規事業・出店による物量増加、配送費のコスト増の負荷軽減を図った。同時に商品供給の安定化、配送効率向上に取り組んだ。期末店舗数は温浴事業、葬祭事業を含めて80店舗だ。

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