マツキヨココカラnews |第2Q売上高4651億円67.9%増・経常利益84.8%増

(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)が2023年3月期第2四半期の決算を発表した。

4月1日~9月30日の連結業績は、売上高4650億7500万円(67.9%増)、営業利益283億2200万円(81.5%増)、経常利益306億3500万円(84.8%増)、四半期純利益185億0400万円(81.7%増)の増収増益となった。

営業利益率6.1%、経常利益率6.6%。

2021年10月1日付で同社は旧(株)マツモトキヨシホールディングス(同社)と旧(株)ココカラファインの経営統合により、現社名へと商号変更を行ったことから各数値とも伸び率は高くなっている。

マツモトキヨシグループ事業の売上高は2762億7600万円(1.9%増)。セグメント利益は188億0100万円(16.1%増)。デジタルと店舗網を活用した商品を届ける仕組みづくり、さまざまな買物スタイルの提供など、利便性を追求していくことで、顧客により深く寄り添う営業顧客の利便性を追求している。顧客接点数は9月末時点で9447万まで拡大した。

「マツモトキヨシ」ブランド戦略の一環として、これまでの店舗をさらに進化させた「スタンダードタイプ」「郊外型デイリータイプ」「都市型フラッグシップタイプ」「matsukiyoLABタイプ」「グローバルタイプ」の5つの店舗フォーマットに再構築し、リニューアルを開始した。

PB商品では、美白機能に特化した「ザ・レチノタイムホワイト」の展開をスタートしたほか、「アルジェラン」から新ヘアケアシリーズ「プレミアムリペア」の発売、「matsukiyo」から「W/MAAA(ウーマンメソッドトリプルA)」のスキンケアラインをリニューアルした。

調剤薬局数は392店舗。厚生労働省の認可を受けた35店舗の健康サポート薬局は地域医療連携を推進しており、薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗は174店舗まで拡大した。

グローバルでは、海外SNSの活用やグローバル会員獲得、グローバルで活躍する人材の開発、海外で支持される商品の開発に積極的に取組むことで、美と健康への意識が高まっているアジア地域での事業規模拡大とプレゼンス向上を目指している。9月末時点の海外店舗数は、タイ王国で24店舗、台湾で23店舗、ベトナム社会主義共和国で3店舗、香港で3店舗の合計53店舗となった。

ココカラファイングループ事業の売上高は1875億1000万円。セグメント利益は93億1100万円。「利便性の追求-お客様との繋がりの深化」「独自性の追求―体験やサービス提供の新化」「専門性の追求―トータルケアの進化」の3つの国内重点戦略に対して、マツモトキヨシグループ事業と同様の取り組みを実行した。顧客接点数は9月末時点で2910万、調剤薬局数は507店舗、健康サポート薬局数は104店舗となった。

国内では71店舗を新規出店し、22店舗を閉店した。その結果、9月末時点におけるグループ店舗数は3374店となった。

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