アークスnews|第3Q営業収益4188億円・経常利益7.4%減

(株)アークス(北海道札幌市、横山清社長)が2023年2月期第3四半期の決算を発表した。

売上高4187億8000万円(前年同期比1.2%増)、営業利益102億7700万円(10.0%減)、経常利益115億2600万円(7.4%減)、四半期純利益77億6600万円(3.6%減)。

営業利益率、経常利益率ともに2.8%。

アークスでは「地域のライフライン企業」を掲げ、価値ある商品・サービスを低価格で提供し、顧客の生活防衛意識の高まりへの対応を最優先課題とし事業活動を推進している。

具体的には、プライベートブランド商品と位置付けている「CGC商品」の販売強化や、商品棚割の構成見直しなどを推進したほか、新日本スーパーマーケット同盟で共同販促や商品開発等に取り組み、物価高騰対策や他社との差別化を図っている。

そのほか、11月にアークスグループの結成20周年記念事業として「20周年記念・事業会社オリジナル弁当の販売」や「RARAカード会員様への総額1000万ポイント還元キャンペーン」、「20周年記念アイテムの拡販」等の各種企画を実施し、顧客から好評を得た。

また、新基幹システムの利活用については、「DX推進委員会」を通して、グループ全体で在庫水準の適正化や値引・廃棄ロスの管理、販売価格・仕入れ価格の共有化等を進め、システムマインドの強化・徹底および横展開を図った。

(株)ラルズが運営する「アークス オンラインショップ」では、取り扱い拠点店舗が当初の1店舗から3店舗となり、札幌市内全域に加えて、札幌市近郊へ配送地域の拡大を進めてきた。ご当地グルメや銘店のこだわり商品などの取り扱いを拡充したほか、介護施設や幼稚園・保育所等の法人取引の拡大に取り組み、会員数および受注件数を順調に伸ばした。(株)ラルズにおける実績を踏まえ、今後はグループ各社での横展開を検討している。

期中は㈱ラルズで3店舗、㈱福原で1店舗、㈱道北アークスで4店舗、㈱東光ストアで1店舗の計9店舗の改装を行い、うち4店舗については「スーパーアークス」への業態変更となっている。

また、9月の「スーパーアークス千代台店(北海道函館市)」開店に伴い、8月に近隣の「ラルズマート日乃出店」(㈱道南ラルズ)を閉店したほか、9月には岩手県盛岡市の「ファル上田店」(㈱ユニバース)を閉店した。以上の結果、11月末の同社グループの総店舗数は375店舗となった。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧