コーナン商事news|第3Q営業収益3308億円も減益/輸入コスト増響く
コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の2023年2月期第3四半期の営業収益は3308億0300万円(前年同期3353億2400万円)、営業利益は179億1600万円(217億5500万円)、経常利益は167億1500万円(204億5400万円)、四半期純利益は110億2400万円(137億2100万円)だった。
販売費および一般管理費1142億2300万円(1121億5700万円)の増加は、新規出店に伴う費用や水道光熱費の増加によるもの。
なお、同社は、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。この結果、前第3四半期連結累計期間と収益の会計処理が異なることから、増減額および前年同期比(%)を記載していない。
営業利益率5.4%、経常利益率5.1%。
生活必需品の物価上昇などによる影響を受け、個人消費を取り巻く環境は厳しさを増すなか、同社グループは、2021年4月に公表した「第3次中期経営計画~ずっと大好きや!!コーナン~これからもあなたにぴったり」の計画達成に向け各種施策に取り組んでいる。
売上高はPRO業態の継続的な成⻑と新規出店等により増加しているが、外出制限撤廃、旅行支援および消費マインドの冷え込みなどによる客数減や、11月の季節品の不振などマイナス要因もあった。利益項目は円安など輸入コストの増加や、出店による販管費の増加により減益となった。
商品部門別では、ホームインプルーブメントはPRO商材、園芸、リフォーム関連が引き続き好調だったが、一般向けDIY用品は、巣ごもり需要が一巡し前年割れとなった。ハウスキーピングは、インテリア用品、収納用品、台所用品などで反動減となった。ペット・レジャーは、ペット関連やカー用品、レジャー用品など屋外で使用するものは引き続き好調を維持している。
プライベート商品の売上構成比は35.9%(前年同期比1.7%増)と好調に推移した。
第3四半期は、ホームセンターコーナン9店舗、コーナンプロ8店舗、CAMP DEPOT3店舗、ビーバープロ1店舗、KOHNAN VIETNAM2店舗、建デポ4店舗を出店した。ホームセンターコーナン1店舗を閉店した。11月末の店舗数は528店舗。
内訳はホームセンターコーナン316店舗、コーナンプロ110店舗、CAMP DEPOT9店舗、ホームセンタービーバートザン6店舗、ビーバープロ5店舗、KOHNAN VIETNAM10店舗、建デポ直営店70店舗・FC店2店舗。