ワークマンnews|第3Q売上高9.5%増も減益/既存店5.2%増

(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)が2023年3月期第3四半期の決算を発表した。

2022年4月1日~12月31日のチェーン全店売上高は1378億7100万円(前年同期比9.5%増、既存店売上高3.5%増)だった。また営業総収入は1008億4400万円(9.9%増)、営業利益207億6700万円(8.0%減)、経常利益211億9800万円(8.0%減)、四半期純利益132億0800万円(7.7%減)で増収減益となった。

運営形態別の売上高では、フランチャイズ・ストア1292億5500万円(前年同期比9.6%増、チェーン全店売上高構成比93.8%)、直営店86億1500万円(6.9%増、チェーン全店売上高構成比6.2%)。

営業利益率は15.0%、経常利益率は15.4%。

商品では、仕入価格の高騰が進むなか、PB(プライベートブランド)商品の価格を据え置き、「機能と価格」で貢献することにより、顧客基盤の強化を図った。この価格政策も相まって、PB商品の販売が加速し、チェーン全店における売上高構成比は66.0%で前年同期比3.6ポイント上昇した。

販売では、EC注文店舗受取りサービスの充実やアンバサダーマーケティングによって集客力を高めたほか、季節の移り変わりに合わせた売場づくりを行い、個店売上高の向上を図った。また、AI搭載の需要予測発注システムの稼働店舗を724店に拡げ、在庫の最適化や業務効率の改善など生産性向上に取り組んだ。

店舗展開では、都市部への出店強化として百貨店に初出店(東急百貨店吉祥寺店)した。また、オープンモールなど新たな立地への出店を加速したことや既存店の改装も推進し、持続的成長に向けた業態ポートフォリオの構築に取り組んだ。

ロードサイド32店舗、ショッピングセンターに3店舗を新規出店し、スクラップ&ビルドを11店舗で、ワークマンプラスおよびワークマンプロへの改装転換を67店舗で行った。そして2店舗を閉店し、合計977店舗(うちワークマンプラス470店舗・#ワークマン女子25店舗・ワークマンプロ3店舗)となった。

12月31日時点の営業店舗数は、フランチャイズ店舗が前期末より34店舗増加して937店舗となり、直営店が1店舗減少して40店舗となった。

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