ダイイチnews|第1Q売上高126億円5.1%増・経常6億円29.3%増

(株)ダイイチ(北海道帯広市、若園清社長)が2023年9月期第1四半期決算を発表した。2022年10月1日~2023年12月31日の業績は、売上高126億7000万円(前年同期比5.1%増)、営業利益6億5500万円(29.2%増)、経常利益6億5700万円(29.3%増)、四半期純利益4億5200万円(29.5%減)の増収増益となった。営業利益率5.2%(4.2%)、経常利益率5.2%(4.2%)。( )は前年数値。

売上高については、2021年11月にオープンした「平岸店」が軌道に乗ったことに加え、地域別・店舗別のきめ細やかな販売戦略と顧客の期待に沿える価格戦略の展開、品揃え、サービス、接客に向けた継続的なレベルアップへの取組み等の結果、前年同期比で5.1%の売上増となった。

また、地域別の売上高では帯広ブロックは52億8900万円(前年同期比2.9%増)、旭川ブロックは36億5100万円(同3.3%増)、札幌ブロックは「平岸店」の出店効果等により37億2600万円(同10.2%増)となった。売上総利益率は25.1%となり、前年同期比1.0ポイントの改善となった。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は21.0%となり、前期比並み。

今年度の重点実施事項である、①コンプライアンスの徹底(不正の再発防止とハラスメントの撲滅)を筆頭に、②新型コロナウイルス感染予防対策の徹底、③平岸店地域No.1店舗を目指す、④競合店対策強化、⑤働き方改革、⑥新規出店の具現化、⑦コア商品開発による差別化戦略の推進、⑧社会貢献、地域貢献による地域密着型企業への更なる挑戦、⑨環境変化に対応するため情報収集力の強化、の9項目の徹底を進めている。

日頃の買い物に不便をきたしている地域の生活者に対しては「移動スーパー(とくし丸)」事業を、社会貢献および地域貢献の一環として取り組んでおり、2022年12月末現在で15台が稼働。今後も増車を検討していく。

12月末現在の店舗数は、帯広ブロック9店舗、旭川ブロック7店舗、札幌ブロック6店舗、合計22店舗。今後も新規出店の具現化とドミナントの拡充を進めていく。既存店については、改装リニューアル店舗の検証と活性化に取り組み、更なる業容拡大を図る。

イトーヨーカ堂との協働については、引き続きセブンプレミアム商品の取り組み強化と、帯広地区における共同販促の実施、リスク管理など有用な情報の交換に努めていく。

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