スギnews|売上高6676億円・経常利益324億円/経常利益率4.9%

スギホールディングス(株)(愛知県大府市、杉浦克典社長)が2023年2月期決算を発表した。

売上高6676億4700万円(前年同期は6254億7700万円)、営業利益316億5800万円(321億3700万円)、経常利益323億9100万円(330億8200万円)、四半期純利益190億0700万円(193億8900万円)だった。

なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。2023年2月期の売上高は、収益認識会計基準等を適用した後の数値となっているため、前年同期との増減額および前年同四半期比(%)は記載していない。

営業利益率は4.7%、経常利益率は4.9%。

ドラッグストア業界では、4月に実施された薬価および一部調剤報酬の大幅な引き下げ、感染再拡大による処方せん応需の伸び悩みや、出店競争のさらなる激化など、経営環境は厳しさを増している。

このような環境のもと、スギグループでは、調剤領域において、新規開局を進めることで処方せんのさらなる獲得に努めた。また、伸長する処方せん応需に対応するための調剤室・調剤待合室の拡張改装、お薬手帳アプリのダウンロード促進、2023年1月からスタートした電子処方せんに対応できる店舗網の整備などに取り組んだ。

物販領域では、地域特性に適合した売場改装を推進するとともに、買上げ点数アップに向けた各種施策や販売促進策の強化などに取り組んだ。また、1000万ダウンロードを突破したスギ薬局アプリをバージョンアップすることで、デジタル会員基盤のさらなる拡充を図った。

生産性改善に向けては、個店別の状況に応じた人員配置や時間管理、DXによる店舗作業の削減、各種節電対策などに取り組んだ。

店舗面では、107店舗の出店と25店舗の閉店を行った。また、既存店舗の競争力強化に向けて244店舗の改装を実施した。年度末店舗数は1565店舗となった。前期末より82店舗増加した。

 

 

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