DCMnews|’22年度年商4768億円・経常利益2.5%減/DCMブランド好調
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長)が2023年2月期の本決算を発表した。営業収益4768億2100万円(前年同期は4447億5000万円)、営業利益300億6800万円(前年同期比1.9%減)、経常利益295億5500万円(2.5%減)、四半期純利益181億3500万円(3.6%減)。
同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用している。営業収益の対前年同四半期増減率は、比較情報がないため記載していないが、家電EC事業のエクスプライスを連結に加えたことで増収となっている。
営業利益率6.3%、経常利益率6.2%。
販売面においては、新型コロナウイルス対策や在宅勤務拡大需要の反動減や、節約志向による買い控えなどで厳しい状況となったが、ガーデニング需要拡大は継続しており、園芸部門は年間を通して好調に推移した。
DCMブランド商品は、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コスト上昇などの影響を受けているが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化などに取り組んだ効果もあり、売上高、売上高構成比率とも上昇した。
商品別売上高では、園芸部門が661億1200万円(0.8%減)、ホームインプルーブメント部門が947億9800万円(1.9%減)、ホームレジャー・ペット部門が633億4600万円(0.7%減)、ハウスキーピング部門が960億8200万円(4.9%減)、ホームファニシング部門が230億5800万円(7.1%減)、そしてホームエレクトロニクス部門が462億5700万円(0.8%減)。
DCMグループは2022年度中、14店舗の新規出店と8店舗の退店を実施した。これにより、期末店舗数は675店舗となった。