エコスnews|2023年2月期営業収益1227億円・経常利益46億円25.2%減
(株)エコス(東京都昭島市、平邦雄社長)が2023年2月期の本決算を発表した。営業収益1227億4900万円、営業利益43億7500万円(対前年増減率25.9%減)、経常利益46億2200万円(25.2%減)。当期純利益は16億1000万円(58.7%減)となった。「収益認識に関する会計基準」を適用しているため、営業収益については増減率を記載していない。
営業利益率3.6%(4.3%)、経常利益率3.8%(4.4%)。( )は前年数値。
期中の取り組みとして、店舗運営面では、顧客の節約志向、低価格志向、買物頻度の減少とまとめ買い志向に対応したEDLPへの取り組み。品揃えの充実や、より買い物しやすい売場への変更などを目的とした5店舗の大型改装。
自社電子マネー機能付きポイントカード(ハッピーカード)やスマートフォンアプリ(エコスグループアプリ)を活用した販売促進、季節催事・ハレの日・地域催事などに連動した商品化および売場づくりの強化。スマートフォンを活用した「電子レシート」の導入など環境に配慮した会計システムを取り入れた。
商品政策では適正な在庫管理のもと、鮮度と商品価値を低下させない商品管理と商品づくり、旬を感じる売場づくりの徹底、競争力の高い、できたて・切りたて・つくりたて商品の提供の推進。
「環境と健康にやさしい暮らし」というテーマに沿った顧客の安全・安心、健康等の意識に対応した商品をシンボルマーク「Natulive(ナチュライブ)」に代表される開発商品や新規商品の拡充。ライフスタイルの変化・多様化や地域ニーズや内食需要への対応、簡便商品、大容量パック商品、冷凍商品、健康志向商品等の拡充を行った。
店舗開発では、新規店舗が3店舗、スクラップ&ビルド1店舗、大型改装5店舗、2店舗を閉鎖。エコスグループの店舗数は129店舗となった。
2024年2月期は営業収益1230億円(0.2%増)、営業利益35億円(20.0%減)、経常利益35億円(22.6%減)、当期純利益22億円(36.6%増)を見込んでいる。