ベルクnews|営業収益3108億円・営業利益140億円/経常利益率4.6%
(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、原島一誠社長)が2023年2月期は営業収益3108億2600万円、営業利益140億1800万円、経常利益142億9700万円(3.0%増)、当期純利益96億1400万円(4.6%増)。
営業利益率は4.5%(4.4%)、経常利益率4.6%(4.6%)。( )は前年数値。当該年度より「収益認識に関する会計基準」を適用しているため、営業収益、営業利益とも対前年増減率を記載していないが、利益率は前年並みであることから、実質増収増益である。
期中、販売政策では、大型キャンペーンの実施や、SNSを利用した情報発信を強化。また、ネットスーパー「ベルクお届けパック」及び、アプリを使ったレジサービス「スマベルク」は導入店舗を順次拡大した。また、移動スーパー「とくし丸」は、さらに拡大展開し、高齢者等に対する買物支援の取り組みを進めた。
商品政策では、商品に特化したイメージチラシでのこだわり商品の訴求を行い、また、自社ブランド「くらしにベルク kurabelc(クラベルク)」の取扱いをさらに拡大し、3月には生誕4周年記念のキャンペーンを実施するなど価格訴求で販売強化した。
店舗運営では、ベルク最大の特徴である標準化された企業体制を基盤にLSP(作業割当システム)の定着化、適正な人員配置、省力器具の活用による効率的なチェーンオペレーションを推進した。
店舗投資では新規出店では「フォルテ我孫子店」(2022年4月)、「フォルテ横浜川和町店」(2022年8月)、「春日部梅田店」(2022年10月)、「東大和立野店」(2022年11月)、「前橋総社町店」(2022年11月)、「フォルテ新浦安店」(2023年1月)、「厚木船子店」(2023年2月)の7店を開設した。
また、既存店6店舗の改装を実施し、惣菜及び簡便商品の拡充、買い物環境を改善するための設備の更新を行った。2023年2月末現在の店舗数は133店舗となった。
物流体制では、自社物流の強みを活かし、商品を産地やメーカーから大量一括調達することにより配送効率を高め、商品の価格強化、品質の安定化を図った。また、店舗作業に合わせた配送体制の見直しを引き続き行い、店舗運営の効率化に取り組んだ。
2024年2月期は営業収益3273億8100万円(前年比105.3%)、営業利益136億7700万円(前年比97.6%)、経常利益138億0800万円(前年比96.6%)、当期純利益92億3100万円(前年比96.0%)を見込む。