サンデーnews|年商491億円・経常利益9億円
(株)サンデー(青森県八戸市、川村暢朗社長)は、2023年2月期の本決算を発表した。
売上高は490億9400万円、営業利益は8億8300万円、経常利益は9億4200万円、当期純利益は5億0800万円となった。
今期首から「収益認識に関する会計基準」等の適用のため、各項目の対前年増減率は記載していない。
営業利益率1.8%、経常利益率1.9%。
同社ではSave Money Good Life(節約による豊かな暮らし)をスローガンに掲げ、地域に暮らす人々の「豊かさ実感」に貢献するため、期間限定の特売を抑制し、いつでもお買得価格で購入できる商品を増やすなど、「豊かさ創造」を具現化する活動を実施した。
営業概況としては、春から夏にかけての天候不順で客数減となったが、第3四半期以降は、暮らしの必需品を低価格で販売する「暮らし応援」の取組みや、光熱費が高騰するなかで生活費の節約に関する商品の売り込みを実施し売上げを確保した。また、第4四半期には日本海側のエリアを中心に大雪となったことで防寒衣料や除雪用品などが好調に推移した。
サービス面では、同社で購入した商品を宅配するだけでなく、DIYアドバイザーの資格をもつ従業員が補修・修繕・取付まで実施するSUN急便で、東北地方の少子高齢化に伴う人口減少を背景に好評を得ており、配達・取付件数を伸ばしている。SUN急便では8つの自治体との間に、地域の見守りに関する協定を締結しており、地域住民の安全安心にも貢献する取組みとして今後も推進していく。
8月に宮城県仙台市に2階にクリニックモールを併設したサンデー仙台卸町店を開店した。専門店業態として、7月に青森県八戸市で45年間にわたり営業してきたサンデー八戸石堂店を業態転換し、同社初のプロショップとなるDayPRO(デープロ)八戸石堂店を開店した。
また、11月にはペット専門店Zoomore(ズーモア)の2号店として、青森県弘前市にZoomore弘前店を開店した。これらの出店により当期末店舗数は112店舗となった。