サミットnews|23年3月期3228億円0.3%減・経常50億円/減収減益

サミット(株)(東京都杉並区、服部哲也社長)が2023年3月期決算を発表した。営業収益は3228億1300万円(前期比0.3%減)、売上高が3094億1500万円(0.5%減)、営業利益は50億5900万円(44.7%減)、経常利益は50億7600万円(46.4%減)、純利益が39億2100万円(35.3%減)。販促施策によって、前年並みの売上げを確保したが、電気料金高騰を吸収しきれず減収減益となった。

売上高営業利益率は1.6%(2.9%)、同経常利益率は1.6%(3.0%)。( )は前年数値。

部門別で見ると、青果456億7200万円(前期比1.4%減)、鮮魚243億8900万円(3.3%減)、精肉370億4300万円(1.0%減)。生鮮三部門では1071億0400万円(1.4%減)。前期に続いて減少。総菜306億6700万円(2.7%増)、ベーカリー66億3800万円(8.6%増)となった。加工食品722億9000万円(2.1%減)含むその他食品が1492億8300万円(0.3%増)、家庭用品・衣料品他が223億3300万円(2.6%減)となった。

営業総利益率は32.7%(前期32.4%)。内訳は生鮮食品26.9%(27.4%)、総菜・ベーカリー44.1%(44.4%)、その他食品25.3%(25.3%)、家庭用品・衣料品計31.0%(30.7%)。

また既存店売上げ2.1%減。客数が前期比1.9%減少。客単価が0.2%減。

服部哲也社長は、4月に発表した3カ年中期経営計画に触れながら、「今回の決算だけでは一喜一憂しない。2023年度は効果の大きい施策に取り組み、最終年度に施策の効果が出る。全社で皆でやるべきこと、やり方もはっきりして、心ひとつに取り組んでいる。今年1月からスタートに向けた準備やっていて、4月はいい数値が出ている」と語った。

また、中計の施策の一つであるMD改革についても「コロナ禍の3年間は、組織風土、いわば土壌改良に取り組んできた。MD強化を優先したら、今の状態ができなかった。これからのMD強化では他社が簡単に真似できないぐらいのものになる」と語った。

店舗数はスーパーマーケット119店、コルモピア単独店14店の計136店。期中の出退店はスーパーマーケットでは世田谷船橋店(東京都世田谷区・1648㎡)、御徒町TAKEYA1店(東京都台東区、1080㎡)、踊場駅前店(神奈川県横浜市・2014㎡)、代官山鉢山町店(東京都渋谷区・700㎡)の4店舗を新規出店し、サミットストア大森西店、コルモピア4店舗の計5店舗を閉鎖した。

2024年3月期は営業収益3440億円、売上高3290億円、営業利益44億円、経常利益39億円、当期純利益25億円を見込む。

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