ベルーナnews|年商2124億円3.5%減・経常利益14.3%減
通販の(株)ベルーナ(埼玉県上尾市、安野清社長)の2023年3月期の売上高は2123億7600万円(前年同期比3.5%減)、営業利益は112億1700万円(18.9%減)、経常利益は124億5900万円(14.3%減)、当期純利益は74億1700万円(27.3%減)だった。
営業利益率5.3%、経常利益率5.9%。
セグメント別の経営成績は以下のとおり。なお、当連結会計年度より、従来「総合通販事業」としていた報告セグメントの名称を「アパレル・雑貨事業」に変更している。
「アパレル・雑貨事業」の売上高は883億1400万円(10.1%減)、セグメント利益は9億3000万円(55.5%減)となった。
「化粧品健康食品事業」は売上高147億9200万円(7.8%減)。セグメント利益は5億8800万円(67.8%減)となった。化粧品販売事業においては、台湾における新型コロナウイルス感染拡大の影響による苦戦および第1四半期・第2四半期における国内の新規顧客獲得数の減少により減収となった。健康食品通販事業においては、新規顧客獲得を強化した一方で既存顧客の売上げが減少し、減収となった。
「グルメ事業」の売上高は323億0600万円(7.3%増)、セグメント利益は17億6300万円(22.3%減)となった。おせち販売の拡大やネット広告等による新規顧客獲得の拡大により増収となった。また、新規顧客獲得拡大により広告宣伝費が増加した。
「ナース関連事業」の売上高は140億7600万円 (12.1%減)、セグメント利益は2億3700万円(76.8%減)。前年同時期に特需のあったマスクやパルスオキシメーター等の医療雑貨・消耗品需要が縮小した。
「データベース活用事業」の売上高は157億5200万円(3.1%増)で、セグメント利益は57億0000万円(0.2%増)となった。封入・同送サービスにおいては、アパレル・雑貨事業における成長鈍化の影響により減収となった。ファイナンス事業においては、新規顧客獲得の拡大により増収となった。
「呉服関連事業」の売上高は238億6500万円(0.6%減)、セグメント利益は12億4600万円(109.7%増)となった。衣裳レンタル事業においては、大学卒業式の袴レンタルの拡大により増収となった。
「プロパティ事業」売上高は199億8600万円(15.6%増)となり、セグメント利益は13億6600万円(57.6%増)となった。ホテル事業においては、外国人の入国規制の影響が前年同時期と比較し縮小したことに加え、前期に新規開業したホテルの稼働率向上により、大幅な増収増益となった。
最後に「その他の事業」売上高は41億4900万円(3.2%増)となり、セグメント損失は9200万円(前年同期は9900万円のセグメント損失)だった。