アークスnews|第1Q売上高1429億円3.5%増・経常44億円5.8%増

(株)アークス(北海道札幌市、横山清社長)は2024年2月期第1四半期決算を発表した。売上高1429億円(対前年増減率3.3%増)、営業利益39億8200万円(3.5%増)、経常利益44億5500万円(5.8%増)、四半期純利益30億0800万円(4.7%増)。増収増益となった。
営業利益率2.8%(2.8%)、経常利益率3.1(3.0%)。( )は前年数値。

期中の営業面ではグループのプライベートブランド商品 と位置付けている「CGC商品」の販売強化を行い、新商品の開発や産地開発における原材料調達まで踏み込んだほか、積載率向上による物流効率化や容器・包装資材の削減などにも取り組んだ。

また、カテゴリーマネジメントによる商品構成の見直しを従来の取り扱い品目に加え、米菓・農産乾物に拡大し、取り組みを強化した。ま商品調達プロジェクトが中心となり、販売・仕入・在庫に関わる新基幹システムの利活用をレベルアップし、グループ全体の業務効率改善に取り組んだ。

販売面ではひな祭りやホワイトデーなどの季節催事の売れ筋商品に関するグループ横断の比較分析を実施し、グループシナジーの追求によるMD強化を進めた。さらに新日本スーパーマーケット同盟における取り組みとして、同盟各社における展開エリアのご当地食材を使用した「塩こうじレモンぽん酢」等の商品開発や消耗資材の共同調達等も引き続き実施した。

販売費及び一般管理費については、引き続きエネルギー監視システムの利活用や、冷凍ケースのリーチイン化によりエネルギー価格の高騰に対応した。グループ横断の取り組みとして店舗運営情報共有会で好事例の共有・横展開を進めている。

また、DX推進委員会におけるRPAプロジェクトの推進による作業時間の削減等、生産性向上及びコスト削減に資する業務改善で成果を挙げている。出店面では4月に北海道歌志内市に「Da*marche歌志内店」(道北アークス)、岩手県盛岡市に「ジョイス盛岡西バイパス店」(ベルジョイス)を改装し、東北地域で5店舗目のスーパーアークス業態「スーパーアークス盛岡西バイパス店」として改装オープンした。

その他、業容面ではアークス及びベルジョイスは、岩手県内陸及び沿岸部でスーパーマーケット4店舗を展開する㈱みずかみと経営統合へ向けた検討・協議を進めていくことについて5月に基本合意書を締結した。

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