クリエイトSDnews |年商3810億円8.6%増・経常利益4.1%増の増収増益

(株)クリエイトSDホールディングス(神奈川県横浜市、廣瀬泰三社長)が2023年5月期の本決算を発表した。

2022年6月1日~2023年5月31日の業績は、売上高3809億6300万円(前年同期比8.6%増)、営業利益189億1200万円(4.1%増)、経常利益194億2800万円(4.1%増)、四半期純利益129億2500万円(2.6%増)となった。

営業利益率5.0%、経常利益率5.1%。

ドラッグストア事業では、EDLP(エブリデイ・ロープライス)を推進しつつ、日常生活に必要なものが一カ所で揃うワンストップショッピングのニーズに対応するため、生鮮食品・冷凍食品の品揃え拡充に取り組んだ。ドラッグストアへの調剤薬局併設を推進することで、小商圏における利便性および専門性の向上に引き続き注力した。

新型コロナウイルス感染対策商材の需要に加えて、生活必需品を始めとしたEDLP施策が奏功し、売上高は前年同期・計画を上回った。調剤部門においては、報酬改定の影響があったものの、調剤薬局の併設推進に取り組んだ結果、処方箋応需枚数は堅調に推移した。

経費面では、エネルギー価格高騰による水道光熱費は大幅に増加したが、可能な範囲での節電施策を徹底し、現場での人時適正化に取り組み、計画内に収めた。

ドラッグストアを34店舗新規出店し、3店舗を閉鎖した。調剤薬局は、ドラッグストアへの併設調剤薬局を59店舗、調剤専門薬局を1店舗開局し、調剤専門薬局1店舗を閉鎖した。5月31日時点の店舗数はドラッグストアは717店、調剤薬局は調剤専門薬局36店、ドラッグストアへの併設調剤薬局334店の合計370店舗。

スーパーマーケット事業では、個店競争力の強化・ドラッグストア事業とのシナジー創出に向けて、既存の食品スーパー「ゆりストア」をドラッグストアと生鮮食品専門店の複合業態へ順次改装転換している。5月31日時点の店舗数は食品スーパー2店、ドラッグストア複合の生鮮食品専門店3店の合計5店舗。

介護事業では、有料老人ホーム、デイサービスともに接遇に力を入れ、利用者の満足度アップと稼働率の向上を図った。経営効率化の観点からデイサービスセンター2施設を閉鎖した。5月31日時点で、介護付有料老人ホーム2施設、半日型デイサービスセンター37施設を運営している。

2024年通期は売上高4041億円(6.1%増)、営業利益192億4000万円(1.7%増)、経常利益198億円(1.9%増)、当期純利益130億円(0.6%増)を見込む。

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