U.S.M.Hnews|第1Q営業収益1752億円1.0%増・経常利益32.3%増
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長、略称:U.S.M.H)が2024年2月期第1四半期の決算を発表した。
営業収益が1752億2200万円(前年同期比1.0%増)、営業利益11億6600万円(54.1%増)、経常利益11億6500万円(32.3%増)、四半期純利益4億0200万円(69.6%増)だった。
一人当たりの購入単価は前年同期を割り込んだが、既存店客数の回復により、売上高は前年同期を上回った。
営業利益率、経常利益率ともに0.7%。
U.S.M.Hグループでは、今年度から3年間を対象に、第3次中期経営計画を始動した。具体的には、①商品と店舗の変革を通じて既存のスーパーマーケット事業の再定義と活性化の実現、②OMOの実現による店舗外収益の拡大、③蓄積してきたデジタル知財などを生かした新たな領域を対象とするビジネスの展開を推進して、「BeyondSupermarket(スーパーマーケットを超える事業構造)」の実現を目指す。
マルエツでは、リンコス白金ザ・スカイ店と、マルエツ川口樹モールプラザ店の2店を新たにオープンした。また、独自開発商品の売上高拡大に向けて、「maruetsu365」などの取扱い数を増やし、デリカ商品では、主力商品のリニューアルを毎月実施している。オンラインデリバリーでは、一部店舗で、最短1時間以内で届ける即時配送サービスを開始した。
カスミでは、独自性ある商品開発に注力し、商品数が1700SKUを超えた「MiiLKASUMI」を、既存店へ拡大展開している。オンラインデリバリーでは、最短60分での即時配達を新たに開始し、無人店舗「オフィススマートショップ」を100カ所に拡大した。さらに、キャッシュレス決済が可能なプリペイド機能付きポイントカード「Scan&Goカード」の導入を決定し、6月から配布開始の告知をしている。
マックスバリュ関東では、「商品変革」「デジタル変革」「店舗変革」に取組んでいる。生鮮惣菜の品揃えを強化した店舗を拡大したり、全国各地の産地フェアを定期的に開催し、集客力の強化を図っている。また、オンラインデリバリーの品揃えやサービス機能を見直し利便性を向上させた。
マルエツが2店舗を新設し、5月末のグループ店舗数は531店。