魚力news|第1Q売上高80億円3.9%減・経常利益4億円26.5%増

(株)魚力(東京都立川市、山田雅之社長)が2024年3月期の第1四半期決算を発表した。

売上高80億5700万円(前年同期比3.9%減)、営業利益2億9500万円(26.2%増)、経常利益4億4100万円(26.5%増)、四半期純利益3億200万円(41.0%増)で、減収増益となった。

営業利益率3.7%(2.8%)、経常利益率5.5%(4.2%)。( )は前年同時期数値。

セグメント別業績は以下の通り。

小売事業は、仕入・物流コストの増加に加え、賃上げによる人件費の増加に対応するため、店舗ごとの新たな繁閑状況に応じた人員を配置した。また作業オペレーションの統一化など運営の効率化、資材の絞り込みなどコスト削減に取り組んだ。販売面では旬を重視して活気ある売場をつくることや付加価値をつけた商品、とくに寿司の販売強化に注力した。仕入れ面では、よりよい商品をより安く仕入れたり、ルートの組み換えによる減車など配送コストの削減したりした。

新店開発は、2023年4月に「グランデュオ蒲田西館店」(東京都大田区)をオープン。一方で2023年6月には「魚力海鮮寿司津田沼店」(千葉県習志野市)を閉店した。

この結果、小売事業の売上高は68億5700万円(0.2%減)、営業利益は3億2800万円(28.1%増)となった。

飲食事業飲食事業では、新型コロナウイルス感染症の5類移行等による来店客数の増加が後押しとなり、売上高は3億3900万円(15.9%増)、営業損失は85万円(前年同期は営業損失1700万円)と改善した。

卸売事業では、アメリカの既存取引先での一時的な需要の落ち込みがあり、売上高が前年を下回った。国内ではスーパーマーケット最上鮮魚(持分法適用関連会社)向けの売上げを伸ばしている。売上高は8億4400万円(29.7%減)、営業利益は2600万円(54.8%減)となった。

 

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