U.S.M.Hnews|2Q営業収益3527億円0.1%減・経常利益20.2%減/減収減益
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長、略称:U.S.M.H)が2024年2月期第2四半期の決算を発表した。
3月1日~8月31日の連結業績は、営業収益3526億9500万円(前年同期比0.1%減)、営業利益18億7900万円(15.5%減)、経常利益18億8900万円(20.2%減)、四半期純利益3億8400万円(53.7%減)の減収減益だった。
グループ全体では来店客数は回復基調にあるものの、一人当たりの買上げ点数が減少し、客単価は前年同四半期を割り込んだ。
営業利益率、経常利益率ともに0.5%。
(株)マルエツでは、独自開発商品の売上高拡大に向けて、「maruetsu365」などの取り扱い数を増やし、デリカ商品では、主力商品のリニューアルを毎月実施している。オンラインデリバリーの取り扱い店舗を41店舗に増やし、「UberEats」を利用したサービスを108店舗に拡大した。また、セルフレジを209店舗に、電子棚札を94店舗に導入した。新規出店については、新たなコンセプトによる店舗として、リンコス白金ザ・スカイ店とマルエツ川口樹モールプラザ店の2店舗をオープンした。さらに、地域社会の課題解決や食品ロス削減への貢献につながる「フードドライブ」活動を新たに8店舗で開始し、59店舗まで拡大している。
(株)カスミでは、7月から本格的にignicaブランドのプリペイド機能付きポイントカード「Scan&Goカード」を導入した。これにより、従来の曜日別にレジで割りき引が得られるプロモーションから、いつでも得られるポイントプログラムへと刷新し、ポイントプログラムの認知向上に注力している。
マックスバリュ関東(株)では、店舗の従業員一人一人の声を生かした店舗活性化を3店舗で実施し、地域の顧客のライフスタイルに合わせた商品やサービスを強化した。また、行政と協業し、千葉市花見川区で同社初の移動スーパーを開始した。さらに、Scan&Go決済を活用した無人店舗の1号店を千葉県市川市に開店するとともに、ignicaセルフレジや電子棚札の導入店舗を拡大し、店舗の生産性向上に取り組んだ。
マルエツが2店舗を新設し、1店舗を閉鎖した。8月末のグループ店舗数は530店。