アークスnews|第2Q売上高2922億円3.9%増・経常88億円6.8%増

(株)アークス(北海道札幌市、横山清社長)が、2024年2月期の第2四半期決算を発表した。

売上高は2922億0100万円(前年同期比3.9%増)、営業利益79億3500万円(7.1%増)、経常利益88億1000万円(6.8%増)、四半期純利益57億9900万円(5.1%増)の増収増益となった。

営業利益率2.7%(2.6%)、経常利益率3.0%(2.9%)。( )は前年数値。

期中の営業面では物価高対策として、グループのPB商品と位置付けている「CGC商品」の販売強化に取り組んだ。従来以上にシジシージャパンと連携し、国内外の生産者と原料調達まで踏み込んだ開発商品の拡販や、積載率向上による物流効率化、「スカスカ撲滅運動」による容器・包装資材の削減などを進めた。

(株)バローホールディングス、(株)リテールパートナーズとアークスの資本業務提携契約による独立系食品流通企業の連合体「新日本スーパーマーケット同盟」は、現状の経営課題を踏まえ、既存の4つの分科会を5つの分科会(マネジメント分科会、商品分科会、業務改革分科会、サステナビリティ分科会、次世代領域開発分科会)に再編した。商品開発や共同調達などの従来の取り組みに加え、人手不足、2024年物流問題、IT・DX対応、エネルギー問題、物価高といった地域スーパーマーケット共通の課題について協議、対応した。また、限定の商品開発として、同盟各社のご当地食材を使用した米粉スナック「ご当地の味ふわっと」や「チロルチョコ<日本列島めぐりチョコアソート>」、「塩こうじレモンぽん酢」などの販売に注力した。

ネットスーパーでは、ラルズが運営する「アークスオンラインショップ」の配送拠点を4店舗から6店舗に増強し、配達エリアを拡大するとともに、個人宅だけでなく介護施設・幼稚園等の法人取り引きも拡大した。6月からは会員ステージ制度を取り入れている。ベルジョイスでも6月から「アークスオンラインショップ」を開始した。

店舗展開については、道北アークスが6月に北海道剣淵町に「Da*marche剣淵店」を新規出店した。また福原の「フクハラ別海店」、道北アークスの「スーパーチェーンふじ深川店」、東光ストアの「東光ストア豊平店」と「東光ストア北広島店」の改装を実施。さらに、ラルズの「ビッグハウス白石店」を「スーパーアークス白石店」へ、福原の「ビッグハウス中標津店」を「スーパーアークス中標津店」へ、道東アークスの「ビッグハウスメッセ」を「スーパーアークスメッセ」へ業態変更し、改装した。閉店は伊藤チェーンの「イトーチェーン角田店」1店のみ」。期末店舗数は374店舗となった。

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