近鉄百貨店news|第2Q売上高150億円9%増で営業黒字化/外商が好調

(株)近鉄百貨店(大阪市阿倍野区、秋田拓士社長)の2024年第2四半期の売上高は、559億8100万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は15億0500万円(前年同期は営業損失1億2700万円)、経常利益は13億9700万円(前年同期比695.7%増)の増益だった。店舗改装に伴う除却損等を特別損失に計上し、法人税等を差引した結果、四半期純利益は11億8200万円(180.3%増)となった。

営業利益率は2.7%、経常利益率は2.5%。

主力の百貨店業は、「あべの・天王寺エリア『ハルカスタウン』の魅力最大化」を掲げ、収益力強化に取り組む。旗艦店あべのハルカス近鉄本店では、2022年3月から「スクランブルMD」を取り入れた売場改装を実施していて、その第三弾の編集売場として「美sion Terrace」を4月27日にオープンした。また特選洋品の強化に向けて売場のリニューアルを施している。

一方、フランチャイズ事業の強化では、あべのハルカス近鉄本店にある日本最大級のレストラン街「あべのハルカスダイニング」に、同社初となる、フランチャイズ契約による本格的なレストラン事業「ベビーフェイス スカイテラス あべのハルカス店」を4月12日にオープンさせた。このオープンでフランチャイズ事業は20業種に及ぶ。

外商売上が高額品を中心に伸長したこともあって、業績は好調に推移し、売上高は451億3900万円(前年同期比6.5%増)、営業利益6億8900万円(前年同期は営業損失5億5100万円)と黒字転換した。

 

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