ゼビオnews|第3Q売上高1821億円1.0%増/スポーツ・シューズ好調
ゼビオホールディングス(株)(福島県郡山市、諸橋友良社長)が2024年3月期の第3四半期決算では売上高は1821億4600万円(前年同期比1.0%増)、営業利益が46億5900万円(37.5%減)、経常利益が53億6900万円(32.5%減)、四半期純利益は32億4600万円(37.8%減)。営業利益率2.6%(4.1%)、経常利益率2.9%(4.4%)。( )は前年数値。
アフターコロナへの移行が進む中で、シューズ、バッグなどのライフスタイル商品の需要拡大。一方で、コロナ禍で市場拡大したゴルフやキャンプ需要に一巡の兆しが見られた。ゼビオでは市場シェア拡大に向けた新規出店、既存店改装及び接客サービス力の向上を図り、リアル店舗ならではの付加価値提供による客単価の向上と急回復する部活動市場でのカテゴリーごとの需要対応とともに、コロナ前を超える勢いで伸長するインバウンド需要の獲得などに注力した。
ウィンタースポーツ部門では、暖冬による雪不足から低調だった。部門売上高は、前年同期比15.6%の減少となった。ゴルフ部門では、ビギナー層を中心とした市場拡大が一服し、低調だった。部門売上高は、前年同期比2.7%の減少となった。
一般競技スポーツ・シューズ部門では、部活動やスポーツイベントの正常化により、需要が回復した。また、外出や行楽需要の拡大に伴うタウンシューズやランニングシューズが好調に推移し、前年を上回った。以上から一般競技スポーツ・シューズ部門売上高は、前年同期比10.4%の増加となった。
スポーツアパレル部門では、一般競技スポーツの需要回復を受け、堅調に推移した。スポーツアパレル部門の売上高は、前年同期比1.6%の増加となった。アウトドア・その他部門では、トレッキングや外出需要が高まったことによる帽子などのアクセサリーが堅調に推移した。
一方で、キャンプ市場は一巡の兆しを見せており、低調に推移だった。以上の結果、アウトドア・その他部門売上高は、前年同期比2.3%の減少となった。期中の店舗状況は37店舗を出店し27店舗を閉店した。期末グループの総店舗数は893店舗。