ダイイチnews|第1Q売上高134億円5.6%増・経常7億円5.1%増

(株)ダイイチ(北海道帯広市、若園清社長)が2024年9月期第1四半期決算を発表した。2023年10月1日~2023年12月31日の業績は、売上高133億8500万円(前年同期比5.6%増)、営業利益6億8800万円(5.1%増)、経常利益6億9100万円(5.1%増)、四半期純利益4億7600万円(5.2%減)の増収増益となった。

営業利益率5.1%(5.2%)、経常利益率5.2%(5.2%)。( )は前年数値。

今期の取り組みとして、①コンプライアンスの徹底とガバナンス強化、②出店戦略推進、③競合店対策強化、④商品力強化(コア商品の開発推進等)、⑤セブン&アイ・ホールディングスとの連携強化、⑥人財の増強(採用・育成強化、労働環境改善)、⑦効率化・オペレーションコストの削減、⑧社会貢献、地域貢献を通じた地域密着型企業の深化、を重点実施事項としている。

取組み結果としては、②では2023年11月30日に「すすきの店」をオープンした。平日の来店客数は自社最多となっていて、売上貢献だけではなく、ダイイチブランドの発信拠点としても効果を挙げている。④の商品力では物価高による顧客の節約志向や多様化するニーズに的確に対応していくため、量目も含めた商品ラインアップの見直し・拡充に努め、買い控えによる販売点数減少傾向に歯止めがかかりつつある。

店舗状況は12月末現在の店舗数は、帯広ブロック9店舗、旭川ブロック7店舗、札幌ブロックは7店舗となり、全23店舗となった。今後の店舗戦略は、2024年秋頃に千歳店(仮称)の出店、同時期にイトーヨーカドー帯広店退店後の1階食品スーパーマーケット区画への出店検討など、引き続きドミナントの拡充を進める。

⑤のセブン&アイ・ホールディングスとの連携強化では、セブンプレミアム商品の取扱拡充、帯広地区におけるイトーヨーカドー帯広店との共同販促の実施、グループ包括保険の活用、リスク管理などの有用な情報交換などを引き続き進める。

売上高では、すすきの店の新規出店や商品戦略に加え、地域別・店舗別のきめ細やかな販売戦略と顧客の期待に応える価格戦略の展開、サービス・接客向上への継続的な取組みなどが奏功し、前年同期に比べ5.6%増加となった。

また、地域別売上高では、帯広ブロックは55億0100万円(前年同期比4.0%増)、旭川ブロックは37億6700万円(3.2%増)、札幌ブロックは「すすきの店」の効果等により41億1600万円(10.4%増)となった。売上総利益率は25.8%となり、前年同期比0.7ポイント改善した。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は21.7%となり、前年同期0.7ポイント増加した。

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