ウエルシアnews|売上高1兆2173億円6.4%増/経常利益478億円8.4%減

ウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、松本忠久社長)が2023年2月期本決算を発表した。2023年3月1日~2024年2月29日の業績は、売上高1兆2173億3900万円(前年同期比6.4%増)、営業利益432億3100万円(5.3%減)、経常利益477億5600万円(8.4%減)、当期純利益264億5100万円(2.1%減)と増収減益だ。

営業利益率は3.6%(4.0%)、経常利益率は3.9%(4.6%)。( )は前年数値。

期中の商品動向では、新型コロナウイルス感染症対策関連商品や検査キットに対する需要が、感染縮小とともに減少した。それによって売上総利益が30.5%から30.4%に微減した。また、販管費率は26.5%から26.8%へ増加した。

部門別にみると化粧品は需要が回復した。食品は単価が上昇した。一方で、医薬品は前年のコロナ感染症の反動減の影響によって前年割れとなった。

一方で各国の行動規制緩和を受けたインバウンド需要が回復に向かっている。このような状況で、ウエルシアグループは、顧客ニーズに対応する商品販売とサービスの提供に努めた。物販部門では総合感冒薬等の医薬品や、外出需要の増加を背景にした化粧品の売上増加、プライベートブランドの開発及び拡販に注力していく。とくにプライベートブランドは2021年2月期から1.5倍の販売拡大となって、8.4%の売上構成比である。

また、調剤部門では、調剤併設店舗数の増加(期末2159店舗)や受診控えの解消により、処方せん受付枚数が増加した。しかし、マスクや検査キット等の新型コロナウイルス感染症により伸長した商品については反動減があった。

また、今期から導入した「WAON POINT」サービスに伴い、同社のポイント会員であるウエルシアメンバーは順調に会員数を増やし、期末で1072万人となった。出店と閉店では、グループ全体で102店舗の出店と40店舗の閉店を実施し、期末グループの店舗数は2825店舗となった。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧