エコスnews|営業収益1300億円5.9%増・経常利益59億円31.1%増

(株)エコス(東京都昭島市、平邦雄社長)の2024年2月期決算は連結営業収益1300億3900万円(前期比5.9%増)、営業利益57億1400万円(30.6%増)、経常利益59億2800万円(31.1%増)、当期純利益35億7800万円(122.2%増)となった。

営業利益率4.4%(3.6%)、経常利益率4.6%(3.7%)。( )は前年数値。

増収増益となった要因は営業総利益が前年度に比べ20億4300万円増加(5.8%増)した一方、販売費および一般管理費は7億0400万円増加(2.3%増)に抑えたことによる。

期中は店舗開発、売場づくり、運営、商品の各方面でさまざまな施策を講じた。

店舗開発面では、2023年7月に「たいらや高根沢店」、同年11月に「たいらや中田原店」を出店した。スクラップ&ビルドでは2023年5月に「エコス野木店」を「TAIRAYA野木店」としてオープンした。

また、リニューアルでは、買い物利便性向上と省エネ・省資源・環境対応を目的としてグループ全体で8店舗実施した。また、不採算店舗1店舗を閉鎖した。期末のグループ店舗数は130店舗となっている。

売場づくりでは、地域ごとの品揃え強化や冷凍食品コーナーの拡充、SNSなどで話題となる商品を展開した売場づくりに注力した。また基本商品では顧客の生活防衛意識に対応したエブリデイ・ロープライスに取り組んだ。

運営面では、自動発注システムの利用拡大や陳列什器の見直し、POSレジシステムの更新などによる生産性の向上等を図った。

商品面では、地域市場を活用した商品を積極的に導入し、競争力の高い生鮮食品売場づくりを目指した。精肉・鮮魚部門では味付け肉や味付けシーフード、骨取り魚などの品揃え強化を実施、惣菜部門ではピザや手づくりスイーツ等の導入による売場の活性化に努めた。

また、日配・加工食品部門では、安全・安心・健康・環境配慮等を意識したオリジナル商品の開発や、地域に応じて店舗独自商品の取扱い拡大で競争力を強化した。

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