コジマnews|第3Q売上高1987億円1.4%減も経常利益35%増の大幅増益

ビックカメラグループの(株)コジマ(栃木県宇都宮市、中澤裕二社長)が2025年8月期第3四半期決算を発表した。売上高が1987億0900万円(前年同期比 1.4%減)の減収も、営業利益45億0200万円(38.7%増)、経常利益46億8900万円(35.3%増)、四半期純利益32億5200万円(50.0%増)の大幅増益だ。

営業利益率は2.3%、経常利益率は2.4%。

第3四半期の3月~5月は、携帯電話が新生活需要の高まりから好調に推移した。エアコンは気温上昇や早期買い替えの販売施策を実施してことで好調に推移して、売上高は前年同期を上回った。2023年10月に新たに開設した「上板橋研修センター」(東京都板橋区)で研修プログラムを導入。販売員向けにエアコン設置工事研修を実施したことも、エアコン販売の好調につながった。また研修による接客力強化が、大型白物家電を中心とした付加価値の高い商品の販売を押し上げた。

EC事業は、自社サイトの機能強化やサイトごとに販売商品最適化を実施して、売上総利益率が大きく改善した。また紙のチラシ広告やテレビCMから、デジタル広告やスマートフォンアプリによる広告宣伝へのシフト、節電対策による水道光熱費の削減といった経費コントロールに努め、利益は前年同期を大きく上回った。

2023年11月23日に「コジマ×ビックカメラ 新さっぽろデュオ店」(北海道札幌市)をはじめ2店舗を開店した。一方で2024年3月31日に「コジマ×ビックカメラ 名谷店」(兵庫県神戸市)をはじめ2店舗を閉店した。2024年5月末店舗数は141店舗。

 

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