ワークマンnews|第1Q370億円4.9%増・経常利益71億円1.0%減

(株)ワークマン(群馬県前橋市、小濵英之社長)が2025年3月期の第1四半期決算を発表した。

4月1日~6月30日の業績は、営業総収入370億4900万円(前年同期比4.9%増)、営業利益70億3400万円(1.1%減)、経常利益71億8900万円(1.0%減)、四半期純利益45億1000万円(1.2%減)の増収減益だった。

営業利益率は19.0%、経常利益率は19.4%。

商品・販売・出店が三位一体となって客層拡大に向けた施策を推進し、売上げ拡大と収益性の向上に取り組んだ。

商品では、機能と価格に重点を置いたインナーウエアの強化と、衣料品や服飾小物などカジュアルラインの拡充を図り、より広範な一般需要を取り込んだ。プロ向けでは、品質と機能性は維持しつつ、競争力のある価格をアピールした「やる値!」シリーズを展開した。これにより、PB(プライベート・ブランド)商品のチェーン全店売上高構成比は、前年同期比1.0ポイント増の69.1%となった。

販売では、在庫の適正化や季節感の訴求で顧客が見やすく買いやすい売場を展開し、満足度の向上を図った。販売促進では、「#ワークマン女子」の出店に際しての内覧会開催や、法人企業やメディアに向けて高機能商品の魅力を伝える「快適ワーク製品体験会」を催し、販売に直結する情報発信を強化した。

店舗展開では、「#ワークマン女子」の店舗網を拡大するとともに、地域ニーズに合ったフォーマットへの転換を推進して利便性の向上に取り組んだ。

ロードサイド6店舗、ショッピングセンター3店舗、合計9店舗の新規出店を行った。スクラップ&ビルド2店舗、改装転換31店舗を実施した。6月末店舗数は1020店(ワークマン368店、ワークマンプラス588店・#ワークマン女子54店・ワークマンプロ10店)。

営業形態の内訳は、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が前期末より10店舗増の962店、直営店(加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア及びショッピングセンター店舗)は前期末より17店舗減の58店。

運営形態別の売上高では、フランチャイズ・ストア451億8200万円(2.4%増、チェーン全店売上高構成比90.6%)、直営店46億8500万円(23.1%増、チェーン全店売上高構成比9.4%)となった。

通期は、営業総収入1385億6400万円(4.5%増)、営業利益236億3200万円(2.1%増)、経常利益241億6700万円(2.1%増)、当期純利益163億2500万円(2.1%増)を見込む。

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