サンドラッグnews|第1Q売上高1946億円6.8%増・経常利益5.3%増
(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)が2025年3月期の第1四半期決算を発表した。
4月1日~6月30日の業績は、売上高1945億6500万円(前年同期比6.8%増)、営業利益109億1900万円(10.3%増)、経常利益106億4300万円(5.3%増)、四半期純利益72億9000万円(5.6%増)の増収増益だった。
営業利益率5.6%、経常利益率5.5%。
サンドラッググループは「安心・信頼・便利の提供」をキーワードに、専門性を一層高め、駅前店舗を中心に、医薬品・健康食品・化粧品等のインバウンド需要の取り込みを強化した。また、経費面においては生産性向上を図るため、デジタル化(省人化)に取り組むとともに、電力の調達方法の見直しやエネルギーの使用量抑制に努めてきた。
ドラッグストア事業は、売上高1263億円(前年同期比5.8%増)、営業利益64億1100万円(6.6%増)だった。インバウンド需要がコロナ禍前水準の約75%程度まで回復していることや、外出機会の増加に伴う化粧品需要の回復によって、既存店売上高が堅調に推移した。また積極的な新規出店、改装効果などによって売上高が前年同期を上回った。店舗面では、8店舗を新規出店し、30店舗を改装して、活性化を図った。
ディスカウントストア事業は、売上高825億7700万円(8.8%増)、営業利益が45億0700万円(15.9%増)と増収増益。原材料価格の高騰に伴う食料品などの市場価格上昇により、食品部門が好調に推移し、売上高が前年同期を上回った。2店舗を新規出店し、7店舗を改装した。
グループ全体の期末店舗数は、ドラッグストア事業が1085店舗(直営店836店舗、星光堂薬局79店舗、サンドラッグプラス72店舗、大屋60店舗、フランチャイズ店38店舗)、ディスカウントストア事業394店舗(ダイレックス)の合計1479店舗となった。
通期は、売上高8030億円(6.8%増)、営業利益462億円(12.7%増)、経常利益453億円(8.6%増)、通期純利益304億5000万円(4.5%増)を見込む。