ジョイフル本田news|第1Q売上高326億円3.0%増・経常利益7.0%増

(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)が2025年6月期の第1四半期決算を発表した。

6月21日~9月20日の業績は、売上高325億8300万円(前年同期比3.0%増)、営業利益30億3400万円(8.3%減)、経常利益33億1100万円(7.0%増)となり、四半期純利益22億2600万円(4.2%増)の増収増益だった。

営業利益率9.3%、経常利益率10.2%。

今期の基本方針として「ジョイフル本田のファンをつくる!!」を掲げ、以下の5つの主要テーマを策定し取り組んでいる。

「人への投資」については、前事業年度に引き続き、安心して働ける環境づくりを継続し、これまでに取り組んできた福利厚生、処遇条件などの職場環境の改善、社員の成長が実感できるような教育体制や勉強しやすい環境づくりを進める。

「お客様の問題解決に本気で取り組む」ための施策としては、ジョイフル本田の教育体系に裏打ちされた専門知識や技術を有している本社社員が、各店舗を臨店してOJT研修を実施し、専門知識や技術を承継する。プロフェッショナル人財の育成を通して接客力の向上を図り、問題解決への対応力を高める。

「デジタル戦略」では、カフェでの飲食代金決済にモバイル端末を導入し、顧客の利便性向上と決済業務の効率化を目指す。

「既存店の魅力をあげるための投資」「積極的出店できる体制の構築」では、売場ゾーニングの見直し、リーシングの推進により既存店の強化を図る。また、業績が好調に推移しているプロショップ「本田屋」の出店とインショップ化を引き続き推進する。新規出店に向けては、専門部署を設置し出店のスピードを図るべく居抜き物件、出店用地等に関する情報収集を積極的に進める。

商品グループ・分野別売上高は、以下の通り。
住まい」に関する分野の売上高は178億6700万円(2.8%増)。内訳は、資材・プロ用品が59億8100万円(7.4%増)、インテリア・リビングが42億2400万円(1.3%増)、ガーデン・ファームが41億4000万円(0.3%増)、リフォームが35億2100万円(0.1%増)。

生活」に関する分野の売上高は147億1500万円(3.3%増)。内訳は、デイリー・日用品が100億3100万円(3.2%増)、ペット・レジャーが44億3900万円(3.0%増)、その他が2億4500万円(9.1%増)。

通期は、売上高1280億円(0.9%増)、営業利益106億円(0.3%増)、経常利益117億円(0.5%増)、当期純利益80億円(12.0%減)を見込む。

今後の中長期的な経営戦略を一元的に管理する部署として新たに「経営企画室」を新設する。出店戦略、M&A等の営業施策について関連部署との連携を密にし、効率的で実効性の高い施策展開の実現に向けて取り組みを強化している。

持続可能で豊かな社会実現に貢献する取り組みとしては、台風や大雨などの災害時における地域連携を推進するため、7月に埼玉県北葛飾郡杉戸町との間で「災害時における物資の調達及び供給の協力に関する協定」を締結した。

各店舗では年間を通じて防災用品の販売や防災に関する情報提供を行うとともに、地元企業・団体の協力を得てさまざまな地域連携イベントも開催している。6月には「ジョイフル本田ニューポートひたちなか店」において、防災イベント「ひたちなか防災DAYS’『暮らしを守るヒント』」を開催し、地域住民の防災意識の向上に寄与している。

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