エンチョーnews|第2Q売上高171億円2.5%減・経常損失3200万円
(株)エンチョー(静岡県富士市、遠藤秀男社長)の2025年3月期第2四半期決算では売上高170億5500万円(前年同期比97.5%)、営業利益5500万円(367.0%)、経常損失3200万円(前年同期は経常損失4500万円)、中間純損失900万円(前年同期は中間純損失4300万円)となった。
同社は創業85周年、ホームセンター開設50周年を迎えていて、中期経営計画スローガンとして「3つの進化(伸化、深化、新化)で企業価値を高める」を掲げている。
地域に根差した品揃えの最適化や専門店事業推進による「収益力向上」、事業間連携体制の強化や買物環境の向上による「集客力強化」、電子化やWEB化などによる業務効率化や労働環境改善を図る「働き方改革」の取り組みを推進している。
店舗面では、全事業で周年記念と題したさまざまな顧客還元セールや集客イベントを実施している。また、収益力向上を目的とした既存店「ジャンボエンチョー下川原店」の全面改装を行ったほか、全店舗において地域密着を意識した品揃えの強化に注力している。
セグメント別ではホームセンターが日用消耗品や防災用品が増加した他、リフォーム、エクステリアの工事関連が好調に推移したが、木材等の資材関連や園芸用品、ペット用品等が減少した。ホームセンター事業の売上高は124億9100万円(97.6%)、セグメント損失(営業損失)7000万円(前年同期はセグメント損失9400万円)となった。
専門店事業ではハードウェアショップは建築金物、塗料、作業衣料等を中心として好調に推移したが、アウトドアショップはキャンプ用品やウェア等の高単価品の販売が減少した。専門店事業の売上高は40億3300万円(96.8%)、セグメント損失(営業損失)5500万円(前年同期はセグメント損失6700万円)となった。
期末店舗数は57店舗(ホームセンター23店、ハードストック11店、ダイソー2店、ズースクエア3店、casa2店、SWEN16店)。