ファストリnews|第3Q売上収益3兆652億円17.1%増/国内外ユニクロが牽引

(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正社長)が 2026年8月期の第3四半期決算を発表した。同社は、国際財務報告基準(International Financial Reporting Standards:IFRS)を採用している。

2025年9月1日~2026年5月31日の連結業績は、売上収益3兆0651億8200万円(前年同期比17.1%増)、営業利益6143億8900万円(36.2%増)と、大幅な増収増益だった。税引前四半期利益は6582億3700万円(26.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は4260億7700万円(25.6%増)となった。

売上収益に対する営業利益率は20.0%。

国内ユニクロ事業は、売上収益が8676億円(8.3%増)、事業利益が1729億円(15.1%増)と増収、2桁の増益となった。

トレンドのシルエットを反映したボトムスや、UVカットパーカ、イージーパンツなど、気温の変化に対応した機能性商品の販売が好調だったことに加え、ゴールデンウイークや感謝祭商戦も盛況となり、既存店売上高は9.9%増となった。当第3四半期連結会計期間の売上総利益率は、前年並みの水準となった。これは、当第3四半期連結会計期間の3カ月間の調達に対応する為替予約が比較的円高の水準だったため、原価率が若干低下した一方で、商戦期に戦略的に販促を増やしたことで、値引率が若干上昇したことによる。売上高販管費比率は、増収となったことで、特に、人件費比率や賃借料比率が低下し、1.5ポイント改善した。

海外ユニクロ事業は、売上収益が1兆8340億円(25.9%増)、事業利益が3453億円(45.4%増)と、大幅な増収、増益となった。

「中国大陸」は増収、2桁の増益。マーケティングを強化したことや、気温が上昇した5月に夏物需要が盛り上がり、イージーパンツや UVカット、UTなどの販売が好調だったことで、既存店売上高は増収となった。「香港」と「台湾」は、ミニTやバギーバレルレッグジーンズなど、顧客の需要を捉えた商品の販売が好調で、増収増益となった。

「韓国」はウィメンズに加え、メンズ、キッズの商品も SNS で話題となり、2桁の増収増益。「東南アジア・インド・豪州地区」も 2桁の増収増益。UVカットパーカや Tシャツといった夏物商品に加えて、ジーンズ、スウェットなど通年商品の販売も増収に寄与した。

「北米」は2桁の増収増益。LifeWearを体現する店舗の出店やコア商品のアップデートなど、継続的なニュース発信が奏功し、好調な業績となった。欧州も2桁の増収増益と、好調。新規出店した店舗が好調に推移したことに加え、トレンドを反映した通年商品、リネンシャツや半袖ニットなどの夏物商品が顧客から高く評価され、大幅な増収となった。当第3四半期連結会計期間では、北米はシカゴの旗艦店を含め、ニューヨーク、ボストンに大型店を計6店舗出店した。また、欧州は、新規都市のブリストル(英国)、ユトレヒト(オランダ)を含め計4店舗、韓国は明洞にグローバル旗艦店を出店するなど、ブランドを代表する店舗を続々とオープンしたことで、グローバルにおけるブランド力はさらに高まった。

ジーユー事業の売上収益は2656億円(前年同期比3.7%増)、事業利益は321億円(28.0%増)と増収、大幅な増益。戦略的に売り込む商品の情報発信を強化したことで、バレルアンクルパンツやシアーTシャツ、バレエスニーカーなど、トレンドや顧客のニーズを捉えた商品の販売が好調で、既存店売上高は増収となった。売上総利益率は、素材や調達など原価低減の取り組みを進めたことで改善した。売上高販管費比率は、品番数の削減や在庫の適正化により店舗オペレーションが効率化したことで、人件費比率を中心に改善した。

グローバルブランド事業の売上収益は963億円(4.2%減)、事業利益は19億円(33.4%減)と減収、大幅な減益となった。「セオリー事業」は現地通貨ベースで減収、増益。これはグローバルで卸売り販売が減少したことや、シーズン初めに気温が低く推移し、夏物商品の販売が伸び悩んだことによる。事業利益は、米国事業を中心に値引率が低下したことで、増益となった。「プラステ事業」は、メンズの販売が好調だったことや eコマース売上高が伸長したことで、増収増益となった。「コントワー・デ・コトニエ/プリンセスタム・タム事業」は、現地通貨ベースで減収だったが、赤字幅は縮小した。これは、不採算店舗を中心に、店舗網の集約を進めた結果、5月末時点の店舗数が、前年同期の144店舗から77店舗へと、ほぼ半減したことによる。

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