アスクルnews|第3Q増収減益/売上高3588億円2.5%増・経常利益21.4%減

(株)アスクル(東京都江東区、吉岡晃社長)が2025年5月期の第3四半期決算を発表した。

2024年5月21日~2025年2月20日の連結業績は、売上高3588億3300万円(前年同期比2.5%増)、営業利益98億0100万円(21.6%減)、経常利益96億5600万円(21.4%減)、四半期純利益61億1000万円(62.6%減)と増収減となった。

営業利益率、経常利益率ともに2.7%。

eコマース事業は、売上高3524億9700万円(2.7%増)、営業利益99億5600万円(21.0%減)。

eコマース事業については、従来「BtoB事業」と「BtoC事業」に区分して売上高の開示をしていたが、より経営実態に即した開示への見直しを行い、第1四半期連結会計期間から「ASKUL事業」「LOHACO事業」「グループ会社・内部取引消去」の区分に変更している。「ASKUL事業」はBtoB事業、「LOHACO事業」はBtoC事業、「グループ会社・内部取引消去」は、BtoB事業とBtoC事業の両事業になる。

BtoB事業の「ASKUL事業」は、売上高 2673億1600万円(1.9%増)。従来型オフィス用品(オフィス家具、インクやトナー、文具など)に対する需要は伸び悩んだが、生活用品、メディカルは堅調に推移した。

BtoC事業の「LOHACO事業」は、売上高274億5100万円(4.1%増)。LINEヤフー(株)と連携した販促施策の効果もあり、伸長した。

BtoB事業とBtoC事業の「グループ会社・内部取引消去」は、売上高577億2800万円(6.0%増)。(株)アルファパーチェス、フィード(株)の売上高が堅調に推移した。

営業利益は、為替影響等による売上総利益率の低下に加えて、2026年5月期の期初に稼働予定の「ASKUL関東DC」に係る地代家賃の固定費の増加もあり、99億5600万円(21.0%減)と大幅に減少した。

ロジスティクス事業は、売上高58億7500万円(6.2%減)、営業損失は1億8100万円(前年同期は営業損失1億1500万円)。ASKUL LOGIST(株)のアスクルグループ外の物流業務受託の売上高は減収となった。サービス価格の見直しや生産性の向上によって採算性の改善を進めたものの、減収を吸収するには至らず、減益たなった。

その他は、売上高14億6700万円(4.3%増)、営業利益6600万円(170.4%増)。嬬恋銘水(株)での飲料水の販売が新商品を含め堅調に推移しした。営業利益は生産性の一層の向上により大幅な増益となった。

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