ナフコnews|年商1816億円5.8%減・経常利益76.0%減/大幅減益

(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)が2025年3月期決算は、売上高1818億5000万円(前期比5.8%減)、営業利益12億6600万円(76.9%減)、経常利益13億2900万円(76.0%減)、当期純利益1億8300万円(94.1%減)。前期に続く減収減益だった。

営業利益率0.7%(2.7%)、経常利益率0.7%(2.9%)。( )は前年数値。

営業概況では、競争激化により、客数の落ち込みが大きく売上高は減少した。売上総利益は、「資材・DIY・園芸用品」「家具・ホームファッション用品」のPB比率向上で、売上総利益率は前期を上回ったものの、売上高の落ち込みから利益額は減少した。

さらに販管費は、ほぼ計画通りの進捗で推移したが、水道光熱費の上昇の影響が大きく前期より増加したことが減益要因となった。

部門別の状況では、資材・DIY・園芸用品は2024年8月の日向灘沖地震や台風10号の影響で防災用品が伸長した。また、首都圏での連続強盗事件の影響により防犯意識が高まり、ガラスフィルムやセンサーライトといった防犯用品が伸びた。一方、年間を通して天候不順の影響もあり、草花苗・用土・肥料・薬品などの園芸関連商品が低調だったこともあり、売上高は830億8200万円(前年同期比5.3%減)となった。

生活用品は、夏場の猛暑や残暑の影響で殺虫剤や飲料が好調に推移した。一方で異業種との競争激化により家庭用品や日用品部門が苦戦したため、売上高は465億5600万円(6.1%減)となった。

家具・ホームファッション用品はマットレスやベッドパットなどの寝具用品や折りたたみラグは好調に推移したが、ベッドや食卓セットなどが低調だったため、売上高は339億9700万円(6.9%減)となった。

店舗状況については、3店舗の新設、4店舗の閉設をおこなった。期末店舗数は34府県360店舗。

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