ヤマザワnews|第2Q売上高531億円4.2%増・経常利益確保/前期損失から回復
(株)ヤマザワ(山形県山形市、古山利昭社長)が2026年2月期第2四半期の決算は売上高530億8300万円(前年同期比4.2%増)、営業利益5億9500万円(前年同期は6億8200万円の営業損失)、経常利益6億5000万円(前年同期は2億7500万円の経常損失)、中間純利益は7億5500万円(前年同期は10億5600万円の中間純損失)。前年同期の損失からの回復となった。

ヤマザワは収益力強化のためのマーケティング・ブランド戦略としてヤマザワブランドの構築を最重要課題とした。2025年3月に惣菜の新ブランド「ヤマザワデリ」を立ち上げ”頑張りすぎず、お惣菜に頼りながらいこうよ”をコンセプトに、食生活の提案を行った。
また、地元密着企業として地元の食材を利用したもう一つの惣菜ブランド「このまちの」も同時に立ち上げ、山形・宮城・秋田の地元の素材、味にこだわった商品を提案した。
HP内のギフト専用のネットショッピングサイトでは地元特産品の拡充を図り、規模を拡大した。また、2025年4月には楽天グループが運営するインターネットショッピングモールの「楽天市場」に公式オンラインショップ「ヤマザワ楽天市場店」を新規出店した。「楽天市場」という全国規模のプラットフォームの活用で東北の魅力を広く発信し地元の強みを活かした商品展開を進める。
昨年度導入した「ヤマザワEdy-楽天ポイントカード」は、楽天ポイントカードの全国的な知名度・利便性の高さを活用したヤングファミリー層の支持獲得を目指していて、2025年3月現在では会員数37万人を超えた。
移動スーパー「とくし丸」事業は山形県内16台、宮城県内6台、秋田県内9台の合計31台が稼動している。
