ジーフットnews|年商569億円・経常損失26億円/赤字幅拡大
(株)ジーフット(東京都中央区、木下尚久社長)は、2026年2月期の本決算を発表した。
売上高は569億600万円、営業損失は23億8800万円(前期は営業損失8億500万円)、経常損失は26億3000万円(前期は経常損失12億7300万円)、当期純損失は32億5700万円(前期は10億6000万円)となり赤字幅は拡大した。

同社グループでは、新型コロナウイルス感染症の影響により毀損した経営基盤の再構築を実現すべく4カ年(2023年2月期~2026年2月期)の事業再生に取り組み、最終年度となる今期は「事業再生の仕上げ」を進め、成長戦略のための「魅力的な店舗フォーマットの開発」に着手していた。
「事業構造改革」では、黒字化が見込めない店舗を中心に46店舗を閉店、顧客のストアロイヤリティ(信頼度、愛顧度)向上を目的に地域顧客情報や店舗特性に基づいた品揃え・販売サービス改革に取り組んできた「アスビーブランド統一(グリーンボックスのアスビーへの転換)」を66店舗で実施し、累計198店舗の転換を終えた。
「MD構造改革」では、「履き心地の良さ」はもちろん、「価格」、「機能」、「デザイン」のバランスを追求したPBの「ATHREAM(アスリーム)」と「heal me(ヒールミー)」において、かがまず手を使わずスポッと履ける機能をもつハンズフリーシューズ「すぐスポ」や、防水・防滑・保温機能付きの当社PBスノーブーツ、内側にボアの付いたあたたかい機能付きの靴等、機能性を高めた商品開発を進めた結果、PB売上高は前期比109%と伸長した。
「組織・コスト構造改革」では、前連結会計年度までに実施した業務デジタル化による定型業務の効率化(自動化・簡略化)の定着や店舗人員再配置を進行させた。店舗では、PCで行っていた業務を店舗スマートフォンに集約し、業務効率化を進めた。
「EC事業の成長と拡大」では、前連結会計年度に導入した「アスビーアプリ」会員数が110万名増加し、累計アプリ会員数は237万名となった。EC事業は、キッズ強化や大型販促効果により売上高前期比109%に。
また、「魅力的な店舗フォーマットの開発」では、同社の強みであるキッズ部門の強化を図るべく、キッズ新業態「アスビーキッズグランデ」3店舗(レイクタウン店、つくば店、盛岡南店)を開店。「アスビーキッズ」は百貨店に計2店舗の出店を行った。
さらに、「スタイルも快適さも妥協しないあなたへ」をコンセプトに、スニーカー、ベビー・チャイルドシューズの品揃えを充実させた「アスビープラス」1店舗(むさし村山店)を開店した。
しかし、不採算店舗の整理等により店舗数が前年同期から46店舗減少したこともあり売上高は前期比5.1%減少。商品別ではスポーツ靴が前期比91.4%と不振で、PB商品の売上高既存比を伸長させたものの、売上計画には到達せずという結果に終わった。
同社の2月期末グループの店舗数は、13店舗の出店と47店舗の退店を行ったことで店舗数594店舗(同社単体で586店舗)、顧客の価格志向性の高まりに応じて販促施策を強化したことから、売上総利益率は低下(実績42.8%、前期から1.3ポイント減)した。
販売費及び一般管理費は前期から4億8600万円減少の267億5000万円(前期比1.8%減)としたが、人件費コストの上昇等もあり、対営業収益比は47.0%(前期から1.6ポイント増)となった。
