ユニクロ11月は客数2ケタ減、海外店舗数が国内を超えグローバル化進む

ユニクロが11月度の売上推移速報を発表した。

11月の前年同月比は、
既存店751店(前期期首から期末まで通年で稼働した店舗)は、
売上高は▲8.9%
客 数は▲12.9%
客単価はプラス4.6%

直営店806店(既存店と前期末時点での稼働が1年未満の店舗、当期新規出店分の合計)では、
売上高は▲9.9%
客 数は▲13.8%
客単価はプラス4.5%

直営店+ダイレクト販売(通信販売と法人向け販売の合計)では、
売上高は▲8.1%
客 数は▲12.5%
客単価はプラス5.0%

11月の直営店の出店は5店舗、退店は2店舗。

客単価はいずれも前年同月比でプラスとなったが、売上高、客数がマイナスとなり、苦戦した。
その理由は、11月中旬の気温が、例年より極めて高かったから。だから冬物実需商品の販売が伸びず、前年を下回った。

課題は客数。天候が要因とはいえ、2ケタの落ち込みは天候ばかりとは言えない。
12月・1月がどこまで回復するのか。この2カ月の客数はチェックしておきたいところだ。

 

一方、11月末日現在で海外ユニクロ事業の店舗数が864店舗となり、国内の店舗数の844店舗を20店舗超えた。

ちなみに海外店舗の各国への出店数は2015年の8月決算期の発表によると
中国387店で最も多く、アジアでは香港25店、台湾55店、韓国155店、シンガポール23店、マレーシア25店、タイ23店、フィリピン23店、インドネシア8店、オーストラリア6店。
ほかに、米国は、米国42店、ヨーロッパは英国9店、フランス8店、ロシア8店、ドイツ1店。
合計798店舗となっている。

ここから3カ月経った2015年11月末には、66店舗増えて864店舗となった。
2015年8月期業績発表の時点で、今後の展望として、
「海外進出16年目の今期に海外の店舗数が国内の店舗数を超える予定」としていたが、予定通りの展開となった。海外のユニクロ事業については、高い成長率を維持し、ユニクロを世界ナンバーワンのブランドにすると意気軒高。

海外事業計画は堅実に進んでいる。

しかし天候でこんなに客数が落ちるか。なぜか。気になる。

 

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