サンドラッグニュース|65店出店・98店改装で年商5284億円の増収増益

㈱サンドラッグ(本社・東京都府中市、赤尾主哉代表取締役社長)が2017年3月期連結決算を発表した。

ウエルシアホールディングス、マツモトキヨシホールディングスに次いで、ドラッグストア業界第3位。

売上高5283億9400万円(前年同期比4.9%増)、営業利益340億5500万円(3.1%増)、経常利益348億7000万円(3.1%増)、そして親会社株主に帰属する当期純利益233億1200万円(8.1%増)で、見事な増収増益。売上対比営業利益率6.4%、同経常利益率6.6%とこれも立派。

しかし今期は1位のウエルシアが大幅増収増益、マツモトキヨシが減収増益で、サンドラッグはまあまあだろう。

フランチャイズ店5店舗を含む65店舗を新規出店し、5店舗をスクラップ&ビルドした。また、98店舗の改装を行い、21店舗の閉店とフランチャイズ店1店舗を解約。その結果、当連結会計年度末の店舗数は、ドラッグストア事業が831店舗、ディスカウントストア事業239店舗の合計1070店舗となった。

ドラッグストアの内訳は、サンドラッグ直営店638店舗、(株)星光堂薬局60店舗、(株)サンドラッグプラス56店舗、(株)サンドラッグファーマシーズ20店舗、フランチャイズ店57店舗。ディスカウントストアはダイレックス(株)239店舗。

セグメント業績は、主力のドラッグストア事業が、売上高3809億9600万円(前年同期比3.0%増)、営業利益262億7000万円(2.8%増)で、増収増益。
積極的に店舗改装を実施し、業態転換なども含めて、とくに食品販売に注力した。また、マーチャンダイジングの改善などによって、売上総利益の改善に取り組んだ。同時に、経費面では光熱費の削減や業務効率化に邁進した。

なお、ドラッグストア事業だけの店舗開発は、フランチャイズ店5店舗を含む44店舗を新規出店し、1店舗のスクラップ&ビルド、78店舗の改装、18店舗の閉店とフランチャイズ店1店舗の解約。

一方、ディスカウントストア事業は、売上高1799億4400万円(前年同期比9.8%増)、営業利益77億8800万円(4.3%増)で、こちらも増収増益。ディスカウントストア事業は、21店舗を新規出店し、4店舗のスクラップ&ビルドと20店舗の改装、3店舗の閉店。

2018年3月期は、ドラッグストア事業67店舗、ディスカウントストア事業25店舗、グループ合計で92店舗の新規出店を計画している。軽装備のドラッグストアやディスカウントストアを展開するチェーンストアの強みが発揮される。さらに既存店はスクラップ&ビルドと店舗改装を計画している。通期連結業績は、売上高5645億円(前年比6.8%増)、営業利益365億円(同7.2%増)、経常利益373億円(同7.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益249億円(同6.8%増)を予想している。

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