ファミマ海外伸びず第1四半期微増収減益
国内で新規出店攻勢をかけるファミリーマート。
その第1四半期決算が4日に発表されたが、
海外売上高が減少し、
全体では思ったほど伸びなかった。
売上高にあたる営業総収入は823億2800万円。
前年同期比0.6%のプラス。
一方、
新規出店費用と、店舗のアイテム数の拡大で販管費が増加。
営業利益は101億6900万円(同▲6.9%)、
経常利益も109億3900万円(同▲1.4%)
どちらも減少。
純利益は、プラスを確保。
55億3400万円(同14.2%増)だった。
5月末にベトナムでの合弁事業を解消した。
それに伴って、
相手方株式の売却益6億円を特別利益に計上したから。
セグメントごとの業績は、
国内事業が営業総収入730億3800万円(同6.6%増)、
純利益47億2000万円(同4.0%増)と好調だったものの、
海外事業は営業総収入が同▲30.4%の大幅マイナスとなり
92億9000万円だった。
純利益はベトナム合弁事業解消に伴う特別利益が寄与し、
同167.0%増の8億1400万円。
国内では新規出店頼みのコンビニ業界。
ファミマは、今期、東南アジアで出店を拡大し、
同地域での期末店舗数は、前期から283店舗増える予定だ。
海外市場に成長の活路を求めるが、
各国の規制や文化の違いなど、
まだまだ乗り越えるべき課題も多い。
海外事業を軌道に乗せ、順調に利益を出せるようにするには、
成長市場に集まる海外資本と、
現地を熟知する地場資本との競争を勝ち抜く必要がある。
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