ダイイチnews|第3四半期は累計売上高292億円・既存店2.1%増と好調
(株)ダイイチ(北海道帯広市、鈴木達雄社長)の2017年9月期の第3四半期の決算が発表された。
第3四半期までの売上高は292億9900万円、営業利益は11億4500万円、経常利益は11億4600万円となり、四半期純利益は、連結子会社(株)オーケーの吸収合併に伴う「抱合せ株式消滅差益」9億5700万円が発生したため、17億3200万円となった。2017年9月期より非連結での業績開示に変更しているため、前年比は非公表。
営業利益率、経常利益率ともに3.9%とローカルチェーンとしてはまあ上々。
地域別の売上高は、帯広ブロックは129憶7000万円、旭川ブロックは87憶500万円、札幌ブロックは76憶7500万円であった。
ダイイチは顧客のニーズに対応した付加価値の高い商品の提供、値ごろ感を重視した価格政策、品揃えの強化、接客力の向上等による営業力の強化を図った。それによって、既存店ベースの売上高は前年同期に比べ、2.1%増と好調に推移した。
売上総利益率についてはロス(値引、廃棄、その他)の削減、仕入れ体制と運用在庫管理の強化などにより24.4%となった。また販売費及び一般管理費については、コストコントロールの強化と予算対実績の詳細な分析などにより、売上高対比で21.9%だった。
㈱イトーヨーカドーとの共同販促等の取り組みはさらに推進する方向にある。㈱オーケーを2016年10月1日に吸収合併し連結子会社としたことで、経営資源の集約と業務の効率化につなげる方向である。なおオーケーは、「音更店」1店舗のみを運営して、売上高は20億6300万円、営業利益1億8500万円、経常利益1億7200万円、純利益1億800万円(2015年9月期)。営業利益率9.0%、経常利益率8.3%で、良好な経営状態だ。
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