アークランドサカモトnews|上半期増収増益もホームセンター既存店3%減

アークランドサカモト(株)(新潟県三条市、坂本雅俊社長)は第2四半期の連結累計決算を発表した。

2017年2月21から8月20日までの売上高は536億8800万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は52億0700万円(8.9%増)、経常利益は55億5100万円(8.2%増)、純利益は31億2000万円(11.3%増)で増収増益と好調に推移した。

アークランドサカモトは1970年に、利器工匠具を中心とした金物類の卸売業、(株)坂本産業として設立された。現在同社は、「ホームセンタームサシ」、アート&クラフト専門店の「アークオアシスデザイン」、「ムサシ食品館」、卸売事業の「SMD(サービス マーチャン ダイジング)」、「アークオンラインショップ」の5事業を運営している。

またグループには、リフォーム&エクステリア事業の「アークスタイル」、飲食店事業の「アークランドサービス」、ドラッグストア事業の「アークドラッグ」がある。

セグメント別の業績は以下の通りである。

[小売事業]
売上高は357億3300万円(0.4%減)、営業利益は粗利益率の改善および販管費の減少により、22億8000万円(9.1%増)と減収増益だった。

その中でホームセンター部門は、春先の低温により季節商品が出遅れたこと、さらに8月は天候不順が続いたこと、また昨年がうるう年だった影響もあり、売上高は326億2200万円(1.2%減)と昨年を下回った。既存店ベースでも2.9%減であった。

アート&クラフト専門店であるアークオアシスは、1店の閉店があったものの、2016年9月に「アークオアシス京都駅」、2017年3月に「アークオアシス大麻店」の2店を新規オープンした。売上高は31億1000万円(8.2%増)と好調だった。

[卸売事業]
売上高は40億9300万円(3.9%減)、営業利益は4億2500万円(16.9%減)。減収減益と苦戦。

[外食事業]
売上高は124億5700万円(10.9%増)、営業利益は18億6300万円(18.4%増)と絶好調。とんかつ専門店の「かつや」が純増13店舗で387店になったこと、からあげ専門店の「からやま」が5店舗増の19店と積極的な事業展開により売上げを伸ばした。

<不動産事業>
不動産事業の売上高は14億0300万円(0.1%減)、営業利益は6億2600万円(5.6%増)だった。

基幹のホームセンター事業が天候影響による要因とはいえ、減収となった。とくに既存店が3ポイントも前年同期より下回っているのは厳しい。

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