柿安news|精肉・惣菜事業好調で売上高213億円1.4%/経常利益15.9%増

(株)柿安本店(三重県桑名市、赤塚保正社長)の2017年度上半期は、売上高は212億9400万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は10億5000万円(15.2%増)、経常利益は10億8000万円(15.9%増)、四半期純利益は6億8300万円(42.9%増)と上々だった。

売上高営業利益率は4.9%、経常利益率は3.2%。

製販一貫体制を活かした効率的な運用を図り、部門横断による改善を推し進めている。新規出店は、西武百貨店所沢店地下1階に出店した「西武所沢柿安ダイニング」「西武所沢精肉店」を含め計15店を出店。また改装は1店。一方で、出店施設の閉鎖によって9店を退店している。

柿安本店は5つの事業を展開する。

主力の精肉事業は、売上高は72億6800万円(3.2%増)、利益は5億5100万円(37.9%増))。切り落とし等の日常使い商品を中心にアイテムの拡充を行った。近鉄百貨店四日市店と西武百貨店所沢店の2店を出店。

もう一つの主力事業である惣菜事業は、売上高64億8200万円(3.5%増)、利益は6億5700万円(7.1%増)。「黒毛和牛すき焼重」「スペアリブBBQソース」など「肉」関連惣菜の販促と健康志向の商品展開に取り組んだ。西武百貨店所沢店、近鉄百貨店生駒店には「柿安ダイニング」を出店し、近鉄百貨店奈良店には「柿安ダイニング」と「柿安上海DELI」を出店した。

和菓子事業は、売上高35億8100万円(0.5%増)、利益は2億8400万円(14.7%減)。主力商品の新フレーバーを期間限定で投入するなど、消費活性化に注力している。

レストラン事業は、売上高24億4300万円(3.3%減)、利益は8200万円(33.8%増)。イオンモール大高とイオンモール四日市北のフードコート内に、「柿安Meat Express」を出店。

食品事業は売上高15億1700万円(5.8%減)、利益は1億4300万円(12.9%増)。自家需要アイテムを強化した。

レストラン事業と食品事業が減収だったものの、主力の精肉・惣菜事業が好調で、それらをカバーし、増収増益となっている。

検索ワード:柿安本店 柿安ダイニング イオンモール 決算 2018年2月期

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