アルビスnews|第2Q既存店強化で営業収益7%・経常利益1.5%の増収増益
アルビス(株)(富山県射水市、大森実社長)の2018年3月期の第2四半期の業績。
4月~9月の業績は、新店が寄与したことによって、営業収益406億4800万円と前年同期比7.0%増だった。しかし、店舗投資に伴う一時経費負担増や福利厚生を含む人事制度関連、新会員カード関連支出などにより、営業利益は13億1500万円(0.3%減)、経常利益15億7300万円(1.5%増)となった。
ただし、新幹線用地買収に係る収容補償金を受領したことや、前第1四半期連結累計期間は投資有価証券評価損2億4100万円を計上したことにより四半期純利益は11億4700万円(5.4%増)だった。
アルビスグループは顧客の来店動機と消費意欲を高めるための魅力ある店舗づくりに積極的に投資している。また従業員の定着率を高めるための人事制度の改定に取り組んだ。新たな福利厚生サービスを導入し、労働時間改善の計画を前倒しして行った。
新店については、4月に55店舗目となる「美幸町店」を開設した。新店では海産売場に対面バラ売りコーナーを設け、惣菜売場を強化した。今期はさらに10月に福井市に「大願寺店」を新設している。
既存店の強化策では、6月に「小松城南店」「高柳店」、7月に「大友店」「大久保店」を改装し、新店並みの機能を導入した。
アルビスは富山県、石川県、福井県に55店のスーパーマーケットを展開する。
また従来の会員カードを刷新し、新会員カード「アルビスPontaカード」「アルビスPontaカードプラス」2種を導入している。共通ポイント「Ponta(ポンタ)」とスーパーマーケット共通電子マネー「CoGCa(コジカ)」を同時に利用できるカードで、プラスはクレジット機能をもつ。
現在、店舗の生産性向上に寄与するためバックシステムとなる新センター(惣菜工場、生鮮加工工場)を建設する準備を進めている。
通期の業績については、営業収益843億0700万円(前期比8.2%増)、営業利益29億3900万円(14.8%増)、経常利益33億円(5.1%増)、四半期純利益21億7800万円(11.3%増)を見込んでいる。
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