三菱食品news|上半期は4%増の1兆2542億円も物流費圧迫で9%経常減益
三菱食品(株)(東京都大田区、森山 透社長)は2018年3月期の第2四半期決算を発表した。
連結累計期間の売上高は1兆2542億9600万円(前年同期比4.0%増加)、営業利益は物流費等の販管費の増加により69億5200万円(13.5%減)、経常利益は77億8500万円(9.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は55億5800万円(10.9%減少)の増収減益となった。
加工食品事業の売上高は3797億5500万円(2.0%増加)、営業利益は10億9700万円(41.0%減少)。コンビニエンスストアとの取り引きが伸長したことや、飲料類等が堅調に推移した。
低温食品事業売上高は5108億7600万円(4.3%増)、営業利益は52億6200万円(7.8%減)。市販用冷凍食品が好調だった。
酒類事業売上高は2222億4600万円(5.7%増)、営業利益は2900万円(7900万円の改善)。売上高増加による売上総利益の増加、酒税法改正に対応した価格見直しなどにより、前年同期を上回った。
菓子事業売上高は、1404億9100万円(5.8%増)、営業利益は9億7400万円(10.5%増)。コンビニエンスストア、ドラッグストアとの取り引きが伸長。また健康志向を背景にチョコレートが引き続き好調で増加した。
セグメントの営業利益が前年同期を下回った要因は、物流費を中心とした販管費の増加だ。卸にとって物流費および人件費の高騰は利益面に直結する。
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