アークランドサカモトnews|第3Q売上高797億円(2%増)経常利益6.6%増
アークランドサカモト(株)(新潟県三条市、坂本雅俊社長)が2018年2月期第3四半期(2017年2月21日~2017年11月20日)の決算を発表した。
売上高797億3500万円(前年同期比2.0%増)、営業利益73億0200万円(7.5%増)、経常利益78億6200万円(6.6%増)、四半期純利益43億7500万円(8.2%増)と増収増益。
売上高営業利益率は9.2%、経常利益率は9.9%と高収益企業だ。
小売り事業の売上高は523億2900万円(0.9%減)、営業利益は粗利率の改善、販管費の減少により、29億6500万円(5.5%増)の減収増益。
小売り事業の主力は「ホームセンタームサシ」の店舗バナーで展開するホームセンター部門。その売上高は477億3700万円(1.5%減)。2016年6月の「ホームセンタームサシ上田店」および2017年5月のペット専門店「ニコペット与野店」のオープンが寄与した。一方で、既存店売上高は、前年同期比2.9%減となった。理由は春先の低温により季節商品が出遅れたこと、秋は雨・台風で天候に恵まれなかったこと。つまり気候の影響だ。
その他小売部門はアート&クラフトの大型専門店「アークオアシス」などが担うが、その売上高は45億9100万円(6.2%増)と堅調な伸びを示す。5月に堺鉄砲町店を閉店したものの、前年9月のアークオアシス京都駅前店、今年3月のアークオアシス大麻店のオープンが寄与した。
外食事業は、主力のとんかつ専門店「かつや」がFCを含む純増19店舗で総店舗数は393店舗。その売上高は191億8600万円(13.3%増)、営業利益は27億7800万円(17.6%増)の増収増益。
卸売事業はSMD(サービス マーチャン ダイジング)事業として、全国のホームセンターに商品を供給する。その卸部門の売上高は61億2100万円(3.9%減)、営業利益は6億1100万円(13.4%減)の減収減益。
主力事業のホームセンターの既存店減収からの回復が、残りの第4四半期の課題になる。
検索ワード:アークランドサカモト ホームセンタームサシ 決算 2018年2月期