ライフ 都市部展開で第1四半期増収増益
ライフコーポレーションが、
都市部で出店・改装を続ける。
数字でも健闘している。
12日に発表した2014年2月期第1四半期決算は、
売上高にあたる営業総収入が
前年同期比1.1%増の1290億9700万円、
経常利益が同2.0%増の22億9600万円だった。
営業利益は、
競争激化による既存店の粗利益減少や、
エネルギーコストの上昇、
新規出店・改装費用の増加等により、
21億9000万円(同▲2.0%)。
純利益は、前期に日本フードを完全子会社化した際に発生した
負ののれん益を計上した反動で、
同▲4.2%の12億7700万円。
ライフは2012年度から
「第四次中期3カ年計画」をスタートさせた。
その目的は、
「お客様からも社会からも従業員からも
『ライフっていいねぇ!』と言われる会社の実現」。
中期計画ではこの目的を実現するのために、
「出店」「商品」「顧客満足度向上」
「次世代対応」「コスト適正化」の5つの戦略と、
働き方の改革を定める。
特に、出店戦略では、
人口増加が見込まれる首都圏と近畿圏の市街地を中心に
ドミナント化を加速。
従来の450坪1層の「スーパーマーケット型」と、
850坪2層の「スーパー・スーパーマーケット型」を基本としながらも、
300坪未満の都市型の小型店舗も開発中だ。
これはテスコの、
テスコ・エクストラ、
テスコ・スーパーストア、
テスコ・メトロの構造に似ている。
商品戦略でも、
食品製造の日本フードを完全子会社化して惣菜の開発を強化し、
プライベートブランド(PB)商品の拡大も図る。
また、前期にヤオコーと業務提携し、
共同商品の開発や生鮮食品の共同購入にも取り組んでいる。
宅配サービスは2013年2月末で、
首都圏35店舗、近畿圏45店舗で実施。
ネットスーパーも、首都圏・近畿圏の計10店舗で実験的に実施するなど、
次世代対応にも積極的だ。
何よりも顧客満足のために、
よい売場をつくり、働きがいのある会社を目指す。
これがライフの強み。
真骨頂である。
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