Jフロントnews|3月は連結3.4%減/百貨店5.3%増・不動産200%増

Jフロントリテイリング(株)(東京都中央区、山本良一社長)が2018年3月度の連結売上収益報告を発表した。同社は2017年3月から国際会計基準[IFRS](International Financial Reporting Standards)を適用している。

全体では前年比3.4%のマイナスだった。しかし「百貨店事業」は前年同期比5.3%増と好調だ。このうち2017年7月に閉店した大丸浦和パルコ店を除くと5.6%増と、さらに0.3ポイント上がる。「パルコ事業」は1.3%の減少、「不動産事業」は200.4%増、「クレジット金融事業」は2.6%増、「その他」は29.3%の減少だった。

3月は気温が平年より高く推移したことで、スプリングコート、ブラウスなどの春物ファションの動きが良かった。化粧品、ラグジュアリーブランド、美術宝飾品も変わらず好調で、売上げを伸ばした。百貨店事業は12カ月連続で前年実績を上回っている。また大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は対前年70%増(客数60%増、客単価7%増)と変わらず伸びている。

パルコ事業は、セレクト型のショップを中心にスプリングコートや羽織りものなどが動いた。キャラクター雑貨や化粧品も好調だった。

不動産事業は、GINZA SIX(ギンザ シックス)、上野フロンティアタワーの家賃収入が加わり大幅3倍増となった。

ただし全体では、前年の大型工事受注の反動減で、3.4%下回った。

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