ゼンショーHD マルヤ完全子会社化を中間持株会社方式に変更

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牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーホールディングス(HD)。昨年12月20日に連結子会社のスーパーマーケット・マルヤ(埼玉県)を株式交換によって今春、完全子会社化すると発表していた。(ゼンショー マルヤを100%子会社化, 商人舎magazine 2013年12月20日)

 

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そのゼンショーHDが今日21日、株式交換の当事者を中間持株会社の日本リテールホールディングス(HD)に変更すると発表した。これにより日本リテールHDが株式交換完全親会社、マルヤが同完全子会社となる。株式交換の当事者会社変更に伴う交付金額、日程等の条件に変更はない。

 

日本リテールHDはゼンショーHDの完全子会社で、グループの小売事業を統括するために昨年12月27日に設立された中間持株会社。資本金は1000万円で、代表は小川賢太郎ゼンショーHD代表取締役社長が務める。

 

ゼンショーHDは2007年2月、青果販売会社のユナイテッドベジーズ(2013年11月末現在、46店舗運営)に資本参加(2013年3月末現在、株式65.33%を所有)。昨年10月には千葉県を中心に10店舗を展開するスーパーマーケットのマルエイを連結子会社化している。日本リテールHDはゼンショーHDが所有するこれら2社の株式を譲り受ける予定だ。

 

マルヤは全店舗での改装が急がれており、相当規模の投資が必要となっている。今回、マルヤを日本リテールHD傘下に置くことで、仕入れ・物流・資金・人材面などでグループの力を一元的に活用する体制を整える。

 

ゼンショーHDは外食業と食品小売業を同じ「フード業」として捉える企業だ。小売事業を中間持株会社方式にすることで、どのように両者を融合し経営スピードを上げていくのか。その行方に注目したい。

 

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