サンドラッグnews|キリン堂HDの株式33.4%取得し持分法適用会社化
(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長CEO)は11月29日(木)、(株)キリン堂ホールディングスの株式33.4%分を取得し、持ち分法適用会社にすると発表した。
キリン堂HDは2020年9月以降、米投資ファンドのベインキャピタルと組んでMBO(経営陣が参加する買収)をし、21年1月に上場廃止していた。
サンドラッグは事業規模の拡大と企業価値向上を目指し、フランチャイズ事業の展開やM&Aを推進している。これまでにもドラッグストアやその他の業態の小売企業との提携を積極的に活用してきた。
サンドラッグはオペレーション構築力、医薬品・ヘルス&ビューティケア商品の販売力、顧客のニーズに合わせた店舗づくりのノウハウをもつ。一方でキリン堂HDは、店舗での高いサービス品質、特徴あるPB商品開発ノウハウをもち、それぞれの「強み」と「出店エリア」は「補完関係」にあることから、今回の資本提携を実施した。
サンドラッグは全国39都道府県に直営店舗783店、子会社店舗560店などを展開しているが、関東エリアが圧倒的に強い。そしてキリン堂は関西地区で397店舗 (2023年2月28日現在)を展開する。出店エリアの重複が少ないことで、効果的な店舗運営が可能となる。
株式取得日は2024年2月を予定している。